人と自然科 人博連携セミナー最終回 パークマネジメントについて学ぶ

1月11日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第8回目となる人博連携セミナーが実施されました。『人と自然』の授業では県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学ぶことができます。

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この日は都市計画がご専門の藤本真里研究員より、『公園利用者とすすめるパークマネジメント』をテーマに講義を頂きました。

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本題に入る前にまずはアイスブレイク。人博の収蔵庫のひみつについて紹介頂きました。

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県立人と自然の博物館には県内はもとより、世界中から集まった貴重な植物や動物標本が収蔵されています。収蔵物は厳重に保管されていて、入口にはまるで銀行のような扉が付いています。そして収蔵物が害虫などによって失われないように、あらゆるところに虫を捕えるシートがついており、万が一捕獲された日には大騒ぎ。大規模な駆除作業が行われるそうです。

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『この棚には何が収蔵されているでしょうか』クイズで盛り上がり、楽しく学ぶことができました。

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いよいよ本題のパークマネジメントについて説明を頂きます。公園というものができたのは明治時代から。江戸時代に娯楽や農作業の始まりを知らせるサクラの木が多く植えられていた場所などを国が『公園』として指定したのが始まりです。そして1965年に都市公園法が制定され、日本中に公園が整備されていきました。藤本先生からはスライドを用いて、東京駅の近くの都心のど真ん中にあるオーテモリや神戸市のみなとのもり公園、築城から400年を迎えた明石公園など、全国のユニークな公園の特徴や取り組みを紹介していただきました。

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また、もうすぐ震災の日を迎える阪神淡路大震災の時のエピソードもお話しいただきました。震災の時、神戸の街はがれきの山となりましたが、いつ崩れるのかか分からない建物に不安を感じ、そのとき住民が身を寄せたのが公園でした。そして藤本先生を含めた博物館研究員が中心メンバーとなり、がれきの中に花を植えたり、環境と防災のために塀の代わりに生垣を普及させる取り組みに力を入れてきたそうです。身近な話題に生徒もメモを取りながら真剣に聞いていました。

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後半は県立有馬富士公園で行われている、夢プログラムについて紹介いただきました。

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三田市にある県立有馬富士公園では、公園を心から愛するボランティアの方々が自分の知識や特技を活かし、ホスト(主催者)としてゲスト(来園者)に体験プログラムを提供し、公園の魅力を発信する【ありまふじ夢プログラム】が展開されており、環境を学ぶ有馬高校人と自然科も3年生学校設定科目【地域自然保護】の授業で、藤本先生のサポートを頂きながらこの活動とコラボしています。

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藤本先生からは過去の取り組みの写真をみせていただきながら、この活動の意義を説明していただきました。藤本先生興味深い講義をありがとうございました。

この日は博物館でのセミナーの最終日。最後にほんの少しですが館内を見学しました。

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実際の展示されている貴重なはく製や標本などの収蔵品、情報端末などを手に、生徒は興味津々でした。

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1年間全8回のセミナーはこれにて終了。最後に集合写真です。

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講義を頂きました研究員の皆さま、博物館の職員の皆さま1年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

来年度もこのセミナーは引き続き実施される予定です。どうぞよろしくお願いします。

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