人と自然科 第1回 先輩(若手)農業者による特別授業実施

6月18日(月)人と自然科3年生を対象に、先輩(若手)農業者による特別授業を実施しました。この授業は阪神農業改良普及センター様と連携させて頂き、地域で活躍されている農家の方をお招きし、直接講義を頂くことで、将来の就農・進路につなげようという取り組みです。

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この日は進路が目前と迫った3年生を対象に実施しました。今年の3年生は農業系の大学や農業大学校を進路目標としている生徒が多いため、大変意味のある時間となりました。

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授業は普及センターの普及員の方と対話形式で行いました。今回お話し頂いたのは、三田市で梅・栗農家として経営しておられる小仲正章さんです。小仲さんは「湖梅園」という屋号で自分が栽培した梅や栗を販売しておられます。(パスカル三田などの直売所でも販売されているので、ご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか。)

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小仲さんは元々ご実家が梅栗の栽培をされていた関係もあり、県内の農業高校へ進学。その後農業大学校、農業経営者大学へと進学されました。在学中に印象に残っていることの一つとして、先進農家での研修をあげられました。2カ所の農家で研修されたのですが、一つは高品質な栗を直売などを通して高値で販売している農家、もう一つは大量生産した栗をJAに出荷している農家です。この相対する経営を直接感じたことが現在につながっているとおっしゃっていました。

また、在学中に最も良かったことは、県内、全国に農業経営者のネットワークができたこと。学生で出会った仲間とは今でもつながりがあり、お互いが情報交換・連携されているそうです。「農業は横のつながりが大切。昔は日本全国だったが、今は世界を股にかけた横のつながりも持ってほしい」とのエールを頂きました。

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そして実際に就農されたときの様子もお話し頂きました。ご実家に帰られたとき、まずお父様から言われたことが、「とりあえず栽培は私に任せておけ。おまえは湖梅園で作った梅と栗をとにかく売ってこい。」という言葉でした。そのときに取り組まれたことが、「湖梅園」というブランドの確立。当時は先駆けだったネットでの栽培情報の公開などを行い、そこから全国の栗ペーストを使用している(みなさんもおそらく聞いたことがある有名な)洋菓子店とのつながりができたそうです。

「加工品というと形や品質が悪いB級品を提供するイメージがあるかも知れませんが、うちは1級品のいいものをあえて加工品に回しています。最終的に形は変わりますが、自分が栽培した1番のものを、自信を持って提供する。それがブランドを守ると言うことなんです。ブランドというのは、1年やそこらでは確立しない。長い期間かけて作り上げていくものなのです。」

と熱く語っておられました。

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(ここに書き切れないのが残念ですが)そのほかにもたくさん心に残る言葉があり、生徒はメモをとりながら真剣に話を聞いていました。その言葉はきっと生徒に伝わっていると思います。

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小仲さん本日はお忙しい中、興味深いお話本当にありがとうございました。3年生の皆さん。進路実現に向け頑張っていきましょう。

 

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