人と自然科 地域自然保護 里山管理体験実施

6月5日(火)人と自然科3年生地域自然保護の授業で、有馬富士公園の里山管理に関するプログラムを体験しました。

人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。そして12月のプログラム実施に向け、6月5日(火)は、実際に有馬富士公園で夢プログラムを実践されている『緑の環境クラブ』の方々にお世話になり、里山管理に関する夢プログラムを体験しました。

まずはパークセンター大会議室にて自己紹介。そして今回行う『兵庫方式』の里山管理方法について説明を受けました。(ちなみに兵庫方式による里山管理方法は、常緑樹を切り落葉樹を残すことを基本とし、さらには事前にこの種類の木を切るというのを決めておくことで初めての人でも実施しやすくするという方法です。)

そして安全に里山管理に関するプログラムを体験するために必要な注意事項も聞きました。必要なとき以外はノコギリなどの道具をホルダーから出さないこと、実習中はマダニなどから守るために肌の露出を避けること、ハチやマムシが出たときは安易に近づかず周囲に知らせること、大きな木を切り倒す時には倒れる方向を考え周囲に知らせること、などけがをしないための大切な心構えを学びました。

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説明が終わり、ノコギリとハサミを装着しいよいよ現場に向かいます。マダニから身を守るために虫除けスプレーも首元や手首、足首に吹き付けます。

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そして山に入る前に、今日切る常緑樹や残す落葉樹、ヤマウルシなどのかぶれる木など樹木の種類について説明を受けました。

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そしていよいよ山に入ります。

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倒木(昨年の台風の影響で、山の中には枯れた倒木が多くありました)をみんなで運び出し、通り道を確保したところでいよいよ間伐をします。ソヨゴやヒサカキなどの常緑樹をノコで伐採していきます。太い樹木は下の写真のように受口を作り、意図した方向へ倒していくことも学びました。

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伐採した木は腐食し土に還りやすくするために小さく切断していきます。そして地面にある笹は、剪定ばさみで切りながらきれいにしていきました。

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約1時間30分の実習で山の中は明るく光が差し込んで来ました。少しわかりにくいですが、左が管理前、右が管理後です。

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管理後は再びパークセンターに戻り、自分たちが使った道具を整備します。鋸の歯に詰まった切りくずをワイヤーブラシで取り除き、油をさしました。

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そして振り返り。実習中に樹木の名前がわからなかったものを図鑑を使って調べます。なかなか判別つかないものは、緑の環境クラブのかたにもお聞きしながら解決しました。

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プログラムの最後には、里山管理の意義について学びました。里山は台所やお風呂でお湯を沸かしたりするための炭や、暖房に利用する薪を手に入れるため、さらには農業を営むために腐葉土などを山から持ち出し、畑に施肥するなど、人間の生活に欠かせない存在でした。人間がこまめに山に入り、管理を続けていたことで安定した状態が保たれていたのです。そして地面には一定の日光が降り注ぎ、多様な植物が生息できていました。しかし、石油などの燃料革命により必要性が低下し、放置されるようになってしまったのです。その結果、野生動物が人里に降りてきたり、崖崩れなどの災害が発生するなどバランスが崩れてしまいました。この現状をどうにかしたいと、緑の環境クラブの皆さんは活動を21年間も続けておられます。

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緑の環境クラブの皆さん、すばらしい夢プログラムをありがとうございました。

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