9月11日(月)2年次福祉系列選択生徒へ向けて、神戸医療福祉専門学校の森脇先生にお越しいただき、義肢装具とリハビリテーションについてお話しいただきました。
義肢装具士とは、身体の一部を切断された方や、身体のどこかに不自由がある方に、その方々が必要とされる道具を最善の形で製作し、提供するといった国家資格者のことです。医師の処方に基づき一人一人に合った義肢装具の提案・採型・製作・適合・調整を行います。
切断の理由は事故の発生よりも、糖尿病等で四肢感覚が鈍くなることが原因となっていることも多く、思っているよりも多くの患者さんがいるということに驚きました。義肢装具の歴史は古く、紀元前900年にもさかのぼるそうです。
実際に装具をつけさせていただき、重さや歩きづらさを感じることができました。患者さんの辛さをすべて理解することは難しいかもしれませんが、気持ちに寄り添うことができたらいいなと感じました。
また、先生のお話の中で印象的だったのは、障害の捉え方として、「障害を作り出しているのは環境だ」ということです。それは物理的(階段や段差)なものだけでなく、周囲の対応も大きく関わることなので、一人ひとりの意識を高めていきたいと改めて感じました。
お忙しい中ご講演いただきまして、誠にありがとうございました。