課題研究

7月9日(木)の「課題研究」では、前期の中間発表、まとめが行われました。それぞれの探究の取り組みを紹介します。

理科「血液の凝固」          「消化の課程」

食物 子どもの偏食克服 ~苦手な野菜を使ったスウィーツ~            「ナスのブラウニー ピーマンのクッキー」

音楽 ピアノ演奏「ショパン ノクターン」 「音楽理論」

福祉「催眠術のかかり方」

書道「仮名古典臨書」         「漢字古典臨書」

英語「少数民族の人権問題」      商業「心理の力で売る」

美術「干支の擬人化」         被服「ディズニーランドの衣装」

どの探究もデータの収集、実験、制作が進み、10月8日の2年生見学には発表の形ができあがります。楽しみです。

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WILLスタッフ ハニーFM出演

7月7日、ハニーFMに昨年WILLスタッフとして活躍してくれた総合学科2年次生が出演しました。

事前収録では、コロナウィルス対策で収録ブースに入ることができるのは一人までと制限されたため、「心細い」「言葉に詰まったらどうしよう」と不安そうでしたが、収録ブースに入ると少しずつ緊張もほぐれ、表情がとても柔らかくなりました。仲間を外から見守りつつ応援する姿も…。

まずは1年次の「産業社会と人間」で取り組んだ「上級学校訪問」や「2分間スピーチ」、「プロフェッショナルin有馬」などを紹介しました。現役大学生にインタビューをして上級学校をより身近に感じたことや、将来の夢をまとめるのにとても苦労したこと、職業人の話を聞いて自分の高校生活との比較ができたことを上手に話してくれました。

また、2年次になり感じた有馬高校の魅力「自分の興味のある科目を選択することができ、自分だけの時間割を作ることができる」ことについて、「簿記」や「情報処理」、「中国語」などと具体的な科目名を挙げて説明することができました。

その後、部活動について聞かれると、活動できなかった時間を振り返るとともに、活動を再開できた喜び等の熱い思いを語りました。最後の質問、将来の夢や目標についてもそれぞれが自信をもって答えている様子でした。

さらに、リクエスト曲の紹介では、「夢を叶える私たちの背中を押してくれる歌」という総合学科らしい紹介をしてくれました。予想外の質問もあり、驚いたそうですが、最後は「とても楽しかった!」と良いコメントを聞くことができました。

ハニーFMの皆さま、ありがとうございました!

また、日頃からご支援いただいております地域の皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

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人と自然科 地域自然保護 里山の管理を通した夢プログラム体験

7月7日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業では、里山管理を通した夢プログラムを体験しました。

人と自然科3年生地域自然保護の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は、実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験していますが、この日は『緑の環境クラブ』の方々にお世話になり、里山の管理を通した夢プログラムを体験しました。

有馬富士公園内の里山エリアを実際に管理するプログラムを体験する予定でしたが、この日はあいにくの雨...ということで安全も考慮し、里山の外で活動できるプログラムを体験しました。(この授業を始めて11年目になりますが、初めて雨のため里山管理できませんでした・・・とても残念です。)

まずは大ホール(新型コロナ対策)で、緑の環境クラブの方から自己紹介をいただき、サプライズプレゼントの里山ポストカードを受け取った後、地球環境(マクロ)から里山も含めた身近な環境(ミクロ)について学びました。

私たちが住んでいる地球は、宇宙から見るととてつもなく小さな存在です。そして私たち自身もとてつもなく小さな存在で、地球の自然によって生かされています。その自然のバランスが、私たち人間の活動によって世界中で崩れてきており、今ニュースになっている豪雨災害をはじめ、あらゆる問題を引き起こしています。

そして今回体験する場である里山も、自然の中にあります。 数十年前まで里山は、台所やお風呂でお湯を沸かしたりするための炭や、暖房に利用する薪を手に入れるため、さらには農業を営むために腐葉土などを山から持ち出し、畑に施肥するなど、人間の生活に欠かせない存在でした。しかし、石油、電気、ガスなどの燃料革命により必要性が低下し、放置されるようになってしまったのです。

緑の環境クラブの皆さんはこの里山を守るという目的のもと、里山管理はもちろん、しいたけ菌打ち体験やキノコの観察会、間伐材を使った工作体験、小学生を対象とした環境学習など、里山を活用する活動も20年以上続けておられます。

とても興味深いお話をいただいた後、早速体験です。安全に道具を使うための注意点、マダニやハチ、マムシなど危険な生き物の説明をいただいた後、道具を装着し出発です。

まずは里山管理をする予定出会った場所の説明。かなり混み合っていますね。

体験の前にはマダニなどの対策のため、虫よけスプレーを念入りに塗布し、作業服の袖を伸ばし肌の露出を最小限にします。

そして雨バージョンの体験プログラムの開始です。体験その1は里山管理で出た間伐材を細かく切り、腐食させる場所『バイオネスト』に入れる作業です。

ちなみに里山管理では『兵庫方式』とよばれる、常緑樹を切り落葉樹を残す方法で行われています。ということで今回はソヨゴなどの常緑樹を 剪定ばさみや鋸を使い、腐食しやすいように細かく切りました。

体験その2は『バイオネスト』などで利用する間伐材を利用した杭づくりです。なたを使って間伐材の先を鉛筆のようにとがらせます。力加減や刃を入れる角度など、結構難しいですね。

体験その3は、里山に生息する樹木の説明です。ヒノキやフジの年輪の観察、実際に管理する場所を訪れかぶれる可能性のある『ウルシ』や『ヌルデ』など実物を見ながら学習しました。

さらに実体顕微鏡を使って葉の表面を観察したり、蚊取り線香の火を葉の葉面に触れさせた時の反応を観察するなど、様々な視点で樹木を学びました。

あっという間に体験は終了。使った道具に油をさし、やにをとります。そして新型コロナ対策で使用した道具やヘルメットを除菌シートでふき取りました。

最後に振り返り。スライドを使いながら里山の樹木の復習し、今日の体験の感想をみんなで発表し合い、夢プログラムは終了しました。

約3時間の活動。雨のため楽しみにしていた里山管理実習はできませんでしたが、様々な体験活動に生徒は満足したようでした。緑の環境クラブの皆さん、すばらしい夢プログラムをありがとうございました。

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1年「産業社会と人間」

7月3日(金)の1年「産業社会と人間」は、1日(水)のガイダンスを受け、系列の説明会が行われました。コミュケーショントレーニングの「1分間スピーチ」で「休日の過ごし方」を紹介しあった後、それぞれの系列の担当者の話を聞きました。系列の説明があったのは次の6系列です。    

      

  • 1.人文科学系列 人文社会・国際タイプ  
  • 2.人文科学系列 ビジネスタイプ              
  • 3.自然科学系列 理数タイプ              
  • 4.生活と健康系列 調理・保育タイプ      
  • 5.生活と健康系列 福祉タイプ             
  • 6.創造と表現系列 音楽・美術タイプ       

 

どの生徒も真剣な表情で話を聞いていました。

夏休みの面談で、おおよその方向性を決め、9月には登録が始まります。2年生からの自分の時間割を作成するために、75回生総合学科200名はいよいよ動き出します。

                                                               

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人と自然科 ブドウ順調に生育中です(整房・摘粒作業)

有馬高校人と自然科で生産している人気の農作物の一つとして、ブドウがあげられます。(収穫できる量が限られているため、現在は生徒、保護者に限った校内販売のみ実施しています。)新型コロナウィルスで4月~5月の栽培を職員が担ってきましたが、6月からはすべての作業を生徒にバトンタッチしました。現在は放課後も含め、生徒は積極的に農場に足を運び、管理を頑張っています。

今は来週の袋がけ作業に向け、「整房・摘粒」という作業で大忙しです。整房とは、房の形を整える作業。摘粒とはブドウの粒を一粒一粒丁寧に抜いて、割れている粒を抜いたり、詰まりすぎている房の粒を抜く作業のことです。

1年生の生徒は、「ベリーA」という中粒系の品種を栽培しています。元々ワイン用に品種改良され、糖度も高く人気の品種です。

ベリーAの場合、房の車の数(つぼみの塊の数)を15車にして、形を円筒形に整房します。そして一房の目標は75粒になるように摘粒します。摘粒できているか確認するため房を揺すり、釣り針のように曲がるか確認します。この時期雨が降る度に粒が大きくなるので、生徒は1週間に2~3日自主的に農場に行き管理を頑張っています。初めての作業で慣れない手つきですが、粒に傷を付けないように、その目と手つきは真剣ですね。

3年生の生徒は、大粒系の品種である「ピオーネ」の栽培を学んでいます。値段は少々高めですが、糖度が高くこちらも人気の品種です。

ピオーネの場合、房の車の数(つぼみの塊の数)を10車にして、同じく形を円筒形に整房します。そして一房の目標は45粒になるように摘粒します。摘粒できているか確認するため房を揺すり、支梗か独立して動いているか確認します。

そして最後に枝の管理をします。副梢(わき芽)を取り除いたり、ツルの先端を摘芯したり、ねん枝して屋根の下にツルがのびるように整枝したり、まきひげをとったり・・・大変ですがとてもやりがいがありますね。

いよいよ来週は袋がけ。これが終わったら(整枝作業は少しありますが)あとは収穫を待つのみです。今年の収穫、販売は例年通り、9月上旬を予定しています。

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総合学科3年次生 課題研究 ~物理化学実験講座③~

7/2(木)、総合学科の3年次生の課題研究の「物理化学実験講座」、第4回目の授業を行いました。今回は、高校の化学で学習するコロイドの性質に関連した探究実験です。テーマは「豆乳から効果的な塩析でより良い豆腐の作成を目指す!」です。

豆乳は、水にタンパク質や脂質などのコロイド粒子が分散した乳濁液です。これに、にがり(塩化マグネシウム)を加え「塩析」により豆腐を作るのが一般的な方法です。今回は、学習した化学の知識を活用し、にがりより効果的に塩析を起こし、形や硬さなどそれぞれのグループごとにこだわりのポイントを決め、より良い豆腐の作成方法について探究しました。「食塩」や「スポーツドリンクの粉」などにがりに代わるものを試す、加熱の仕方、混合の仕方、冷却の仕方などを変えるなど様々な角度から実験を行いました。

最初はシャバシャバで固まらず頭を悩ませていましたが、考えを出し合い、考察を深め、どんどん豆腐らしい豆腐?ができてきており、2時間という短い時間の中でもしっかりとした探究活動が行えていました。また、実験ノートのとり方も回を追うごとに慣れてきて、スムーズに分かりやすい実験ノートをとることができるようになっています。

いよいよ次回からは、各自でテーマを設定しての研究に入っていきます。休業期間があったため本来はもっと多く実験をこなす予定でしたが、これまでの理科の授業での学び、生活の中で触れてきた科学、経験してきた実験などの経験をフル活用して自己課題研究に臨んでいって欲しいです。

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75回生 7月1日(水) ~梅雨の晴れ間に~

6月15日(月)から全員登校になって2週間が経過しました。新しい生活様式に則った“新しい学校生活”も定着してきたようです。マスクの着用、手指の消毒、教室の消毒等を行いながら普段の学校生活を送ることに違和感がなくなってきました。

6月24日(水)に高校入学後初めての全国模試を受験しました。数学、英語、国語の3教科を受けました。臨時休校が長引いた影響で習っていない範囲の出題がありましたが、選択問題で調整するなど生徒の不利にならないよう配慮しました。生徒のみなさんは、模試独特の難問と試験時間の長さ(数学80分、英語・国語60分)に戸惑いながら、中学と高校の違いを改めて感じているようでした。この模試をきっかけにさらに学習意欲を高めてもらいたいと思います。

7月1日(水)6校時に講義棟で総合学科の生徒を対象に、2・3年次科目選択説明会が行われました。「産業社会と人間」の授業の一環として行われたもので、2・3年次での科目選択によって“将来の自分”、“将来の進路”が決まってくるというお話を伺いました。「興味・関心に応じて授業科目を選択できる」という総合学科の特色を生かして、自分の個性をさらに伸ばしていけるよう準備を進めていきましょう。

7月10日(金)~7月16日(木)は、7月考査です。計画的に学習をしてください。

写真1:真剣に模試に取り組む  写真2:自分にあった科目選択をするためには  写真3:シラバスをよく読んで

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人と自然科 地域自然保護 公園の「いきもの」を捕まえまくる

6月30日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業では、県立有馬富士公園に生息する「いきもの」を全力で捕まえる夢プログラムを体験しました。

この授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っており、現在は実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験しています。この日の天気は朝から雨でしたが、公園に到着したら曇り空。時折晴れ間も見えました。入り口で手指を消毒し、コロナウィルスの感染には十分注意しましょう。(注:屋外での活動、実習では熱中症予防のため、適宜マスクを外すように指導しています。)

この日は三田市自然学習センターの長谷川コミュニケーターと吉田コミュニケーターのお二人にお世話になり、『いきもの探し』という体験プログラムを体験しました。

三田市自然学習センターでは子供たち向けに『あさむし探し』『ひるむし探し』というプログラムをされています。これはそれぞれの時間帯に子供たちに公園内で様々な虫を探し、捕まえて、名前を確認したり観察したりしようというプログラムです。今日は我々高校生が対象ということで、昆虫に限らず魚類やは虫類などあらゆる『いきもの』を捕まえるプログラムを体験しました。

それでは捕獲スタート。小学生に戻って必死で探し捕まえましょう。

切り株や土の中も観察してみると・・・

ガの幼虫やヤスデが出てきました。

園内を散策していると、途中ミシシッピアカミミガメの産卵に立ち会いました。(外来種です。)

さらに進み、調整池も兼ねている草地の生態園に到着。雨の後で少し水がたまっています。雨上がりと言うこともありトンボもたくさん飛んでいました。さあ頑張って捕まえましょう。

ウスバキトンボやオケラ、水の中からはアメリカザリガニやオタマジャクシ、絶滅危惧種であるヒメタイコウチなどたくさんのいきものが見つかりました。また、トノサマガエルやヒバカリ、カナヘビなど両生類やは虫類も捕獲できました。

さらに進み小川に到着。網を入れるとまたまたアメリカザリガニそしてヨシノボリやドジョウなども捕獲できました。

そして池の上にはモリアオガエルの卵を発見。泡のような塊が卵です。雨と一緒に池の中にオタマジャクシが落ちて行きます。

あっという間に約1.5時間の探検は終了。たくさん捕獲できましたね。(捕獲したいきものは観察した後公園に逃がしました。)

最後に長谷川コミュニケーターから、有馬富士公園内の定点カメラがとらえた生物の映像を見せていただきました。ヒヨドリやカケスなどの小鳥はもちろん、ニホンリス、イタチ、イノシシ、アライグマなどたくさんの動物がカメラに納められていました。

約2時間のプログラムでしたが、有馬富士公園の生物多様性が感じられる本当に楽しい体験でした。コミュニケータの長谷川先生、吉田先生、充実したプログラムをありがとうございました。

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総合的な探究の時間~探究基礎講座①~

 総合学科2年次生は今日から、自分と向き合う×社会に目を向けることを目的に、探究基礎講座がスタートしました。

 探究とは、自分自身で設定した課題を解決するために情報を集め、それらを整理・分析し、自分の答えをまとめ、表現していくことです。3年次の課題研究につながるとともに、社会ににおいて必要とされる課題解決能力の育成にも役立つことを期待しています。

 第1回目の今日は、課題を設定するために「興味のタネを見つける」ことを目標とし、新聞ななめ読みを実施しました。それぞれどのような課題を設定していくか、楽しみです。

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人と自然科 ひとはく連携セミナー 農業と外来種、そしてコロナについて学ぶ

6月26日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、今年度初となるひとはく連携セミナーが行われました 。1年生学校設定科目「人と自然」の授業では年間9回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。今年は新型コロナウィルスの影響で3回中止となってしまいましたが、様々な対策を講じた上でついに第1回目を迎えることが出来ました。

人と自然の博物館全面協力の下、ご覧の通り会場はホロンピアホール(大ホール)を準備してくださいました。座席を2つ以上あけ、しっかりソーシャルディスタンス確保!!万全の対策です。

この日は『農業と外来生物、そしてコロナ~ヒアリを例になぜ外来生物が怖いのか~』をテーマに橋本佳明研究員より、外来生物の現状と今問題となっているコロナウィルスとの共通点について学びました。

みなさん少しヒアリについて思い出しましょう。ヒアリはもともと南米原産の外来アリで、1900年代に南米貿易が盛んとなり北アメリカに広がり、その後中国とオーストラリアに広がりました。まさに経済のグローバル化と共に分布域を広げたと言えます。ちなみに好物はポテトチップスなのだそうです。

そのヒアリは人間がかまれて皮膚疾患を起こす(ソレノプシンという毒を持っています)だけでなく、農業害虫として実際に海外ではダイズやトウモロコシ、ジャガイモなどへの被害や放牧地への侵入による家畜の被害も報告されており、多くの農地が放棄せざるを得ない状況となるなど深刻な状況を引き起こしています。

また、機械の中に入ってコードを噛みちぎるなど、都市部で社会経済的な問題も起こしており、たとえば兵庫県で約2億円、沖縄県では約438億円の経済損失をもたらしています。本当に恐ろしい生き物ですね。

橋本先生からはその他の外来生物の侵入例も紹介いただきました。例えば有馬高校でも問題化されている害獣アライグマ。ペットとして持ち込まれたものが野生化したもので、狂犬病を媒介する可能性もある危険動物です。

そして現在世界中で問題となっている新型コロナウィルスとヒアリなどの外来生物との共通点についてお話しいただきました。共通点としてあげられるのは、ヒアリもコロナウィルスもともに中国から来ていること、そして「天敵がいない」ということ、さらに共に解決方法が見つかっていないことです。そして橋本先生の見解では、ヒアリもウィルスも拡大のきっかけは、野生動物と人との距離が近くなったことが原因と考えられるそうです。野生動物のすみかがなくなり、人の近くに動物が降りてきたことで、動物にしか感染しなかったウィルスが人に感染してしまう。そして元々人がほとんど住んでいない南米の熱帯雨林にしかいなかったヒアリが天敵のいない人が住んでいる地域に運ばれ、凶暴化していった・・・。すべては私たち人間に原因があります。

このようにここでは説明しきれない、とても興味深い話をたくさん聞かせていただきました。生徒も一生懸命メモをとりながら話を聞いていました。

橋本先生、本当に心に残る講義をありがとうございました。最後に今回が初めてのひとはくセミナーと言うことで、クラス全員で集合写真をとりました。全員がマスク姿ですが、数年後に振り返ると象徴的な写真になるかもしれませんね。

次回の人博連携セミナーは、9月11日(金)『第4紀末大量絶滅 失われた巨獣たちの世界』をテーマに、古脊椎動物学がご専門の三枝春生研究員より、講義をいただく予定です。先日丹波市で発見され大きなニュースとなった、(現在人と自然の博物館に展示されている)世界最小の恐竜の卵のお話が聞けるかもしれませんね。とても楽しみです。

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