人と自然科 農業クラブ フォークリフト技能講習 実施

 3月25日(木)~31日(水)の5日間、人と自然科1年生(希望する生徒21名)を対象に、建機系資格 フォークリフト技能講習(1t以上の大型も運転できる資格です)を実施しました。本来ならば夏季休業中に行っていますが、今年度は新型コロナウィルス感染予防のため、密を防ぐという観点から、2.3年生と分け、1年生のみ春季休業中の実施となりました。

 昨年度夏に実施した、チェンソー特別教育に関する記事はこちら

 昨年度夏に実施した、ガス溶接技能講習に関する記事はこちら

 まずは25日(木)~26日(金)の2日間、有馬高校で学科講習が行われました。今回は感染予防のため、間隔が広く確保できる、実験室で行いました。

 キャタピラー教習センターの講師の先生が来校され、スライドを用いてフォークリフトの種類、走行装置の構造・機能・取り扱い、荷役装置の構造・機能・取り扱い、フォークリフトの点検・整備、安全運転の心得、力学の知識、災害事例、関係法令などについて講義を頂きました。

 技能講習のため、学科試験が不合格の場合、別途居残りして補習&追試を受ける必要があります。講師の先生が最初におっしゃった『この資格があると、兵庫県で一番大きなフォークリフトも運転できる素晴らしい資格です。講習代を負担して下さった保護者の方に感謝に気持ちを込めて真剣に講習を受けて下さい』と言う言葉を受け、定められた11時間の座学講習、生徒は教本にマーカーで線を引きながら、必死に学んでいました。

 2日目の最後、いよいよ筆記試験です。結果20名の生徒が実技試験に進むことができました。

  3日目からは場所を小野市にあるキャタピラー教習センターに移動します。

 

 まずは講師の先生からゼッケンを受け取り、フォークリフトの運転で最も重要なことは『安全』だということを再確認しました。

 いよいよコースに出て実技講習です。合計24時間の実技講習が定められています。座学で学んだフォークリフトの機体各部の名称、エンジンの構造を復習し、安全確認の方法、エンジンのかけ方、ハンドルの回し方、アクセル・ブレーキの踏み方など基本的な走行操作について実際の車体を用いて学びます。高校生のため、車を運転した経験はありません。初日はみんなどきどきしながら乗車し、前進、後進から繰り返し実習を行いました。

 フォークリフトは狭い倉庫内での作業を可能にするため、普通車と異なり後ろのタイヤが左右に動き小回りが利きます。少しハンドルを回しただけで車体が回転するので、最初は車体を三角コーンにぶつけたり、車線から脱輪したりと、苦労していました。

 2日目は、荷役作業をしながらの運転です。フォークを操作しパレットに載った0.5tの荷物を運搬します。フォークを操作するレバーは、上昇・下降を操作する『リフトレバー』と前傾・後傾を操作する『チルトレバー』の2本を操作します。特にリフトが地面と水平になっているのかの判断は難しく、経験が重要です。

 自分の運転時間はもちろん、他の人の運転もしっかり見ながら講習を受けることが大切です。

最終日。講習の最後に行われる実技試験にむけ、一連の作業、走行を繰り返し練習します。

 実技試験が不合格の場合は別途補講&再試験があるため全員真剣です。お互いタイムを測定し合ったり、アドバイスをしながら、時間を惜しんで繰り返し練習を行いました。実技初日にはフェンスに車体をぶつけていた生徒もこの3日でスムーズに運転できるようになっていました 。

 いよいよ実技試験。5日間一緒に練習を繰り返したメンバーも心の中で合格を祈りながら見守ります。

 

 結果は全員合格。本当に良かったです。

 最後にセンター長から、取得した資格についての説明と、将来この資格を使って働くときには、今回の講習で学んだ、声に出して行う安全確認など、事故を起こさないための基本的な行動を必ず実践してほしいとの言葉をいただきました。

 1年生最後の5日間、講習お疲れ様でした。(18歳未満では運転できませんが)一生物の資格です。高校卒業後有効に活用して下さい。そして明日からはいよいよ2年生。1週間後にはやる気満々の後輩が入学してきます。後輩が安心して有馬高校人と自然科での学びがスタートできるよう、温かい指導をよろしくお願いします。

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75回生1年生の総まとめ

暖かな日差しに校門の桜がほころび始めました。75回生1年生は、1年の総まとめと新学年に向けた準備に取り組んでいます。

校門前の枝垂桜(3月23日撮影)

3月16日(火) 教科書販売と個人写真撮影。2年生で使用する教科書を各自の選択科目に合わせて購入しました。冊数の多さとあまりにも重いのでびっくりです。

教科書の山 

3月17日(水) 生徒会主催第2回球技大会。天候に恵まれて無事開催できました。種目は2月の学年スポーツ大会と同じドッジボール。試合前には円陣を組んで気合を入れたり、前の試合を参考にして作戦を練ったり、クラスが一致団結して勝利を目指しました。

男子の部  1位 4組   2位 1組   3位 6組

女子の部  1位 3組   2位 4組   3位 2組

ガンバレ~

3月18日(木) ブリッジテスト。1年生から2年生への「架け橋」という意味を込めて「ブリッジテスト」と呼んでいます。英語・数学・地歴・国語の問題に加えて、「第1回有高検定」を実施しました。この学年は新型コロナ感染症の影響で「校歌を歌えない」という生徒がたくさんいます。オリエンテーション合宿の中止や全校集会や学校行事での校歌斉唱の取りやめ、飛沫飛散防止のため歌唱指導の自粛等により校歌を歌う機会が音楽選択者以外はほとんどありませんでした。そこで学年末のこの時期に校歌を含めて有馬高校の歴史や伝統、諸先輩の活躍、いろいろなエピソード等を学んでもらおうということになり「第1回有高検定」を企画したのでした。各教科の問題には真剣に取り組んでいた生徒たちも、有高検定のユニークな意表を突く問題に頭を抱えてしまったり、思わず笑ってしまったりする場面もあり、楽しみながら愛校心を育む時間となりました。

有高検定を前にしてウーム・・・・・

3月19日(金) スタディーサポート。基礎学力確認テストです。1年間の学習の総まとめとして取り組みました。4月上旬の面談の資料の一つとなります。

3月23日(火) 修了式。校長先生から「令和2年度は新型コロナ感染症によって大きな影響を受けた大変な一年でしたが、生徒のみなさんはよくがんばりました。」とお言葉がありました。教室に入って担任の先生から通知表を渡してもらい、1年生を締めくくりました。クラス替えのあるクラスは、 クラスで記念撮影をしたり、担任の先生に代表者がお礼の言葉を述べたりして、クラスの解散を惜しんでいました。

4月8日(木)は新2年生の始業式です。75回生のみなさんのますますの活躍を期待しています。

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人と自然科 農業クラブ全国大会 第1回マナー、アナウンス講習会に出席

 3月25日(木)県立播磨農業高等学校にて、第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会 第1回マナー・アナウンス講習会が開催され、本校生徒5名が参加しました。会場入り口では検温、消毒を行い、感染対策はばっちりです。

 有馬高校人と自然科のように全国の高校で農業を学ぶ生徒は全員『農業クラブ』という組織に所属しています。そして日頃の学習の成果や活動の成果を全国の農業高校生と競い合うのが各種競技会です。この大会は校内大会、県大会、近畿大会と続き、最後には日本学校農業クラブ全国大会につながります。別名『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と呼ばれており、9万人の頂点を目指す、農業高校生あこがれの場です。その全国大会が今年10月に72年目にして初めて兵庫県で開催されることが決まっており、有馬高校は『意見発表会』の競技運営担当校を務めます。

人と自然科 第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会 1年前イベント開催についての記事はこちら

 今回は大会で全国の農業高校生をおもてなす極意を学ぶため、全国大会の各種競技を運営する県内の農業高校の運営役員代表が集まり、マナー・アナウンス講座が開催されました。

  今回お話をいただいたのは劇団 ザ・ドクターイエロー主宰の竹下しんいちさん。そしてサポート役として団長の土屋ひなさんに講義いただきました。

 まずは「おもてなし」について改めて考えてみました。「目配り・気配り・心配り」とよく言われますが、わかりやすく言うと相手にリラックスしてもらえるかということです。そのためにはおもてなしをする自分自身が緊張しないことが大切だとアドバイスいただきました。そして竹下先生が下積み時代に良くされていたことは、「ありがとう」という言葉をどれだけ言われるかを周囲と競い合っていたとのことです。全国大会では「学生らしさも忘れないように」とのアドバイスも頂きました。

 また、竹下先生が以前、超大物芸能人の付き人をされていた経験談についてお話を頂き、指示を待つのではなく、自分で動くことの大切さを実感したと教えていただきました。このことを実践することによって、人を操り、心を操り、そして最終的にはその場の空気も操ることができるそうです。

  次は、相手に話を聞いてもらう、理解してもらうためのテクニックについて学びました。今回教えていただいたので4つの基本の流れ。

①テーマ・・・何が言いたいのかを最初に伝える。

②内容・・・できるだけ細かく

③感想・・・私自身の感想

④まとめ・・・前向きな言葉、一番強く思っている意見

です。特に最後のまとめの言葉としておすすめの言葉は「頑張ります」「頑張りましょう」なのだそうです。早速実践として、「自分の押し」をテーマに文章を組み立てて見ました。

  その他にも礼の仕方や、身振り手振りは大きくすることなど、たくさんのことを学ぶことができました。普段劇団の役者さんをされているとあって、本当に伝え方が上手く、笑いも絶えず、あっという間に時間が過ぎてしましました。

 最後は播磨農業高校の生徒さんが栽培したガーベラの鉢植えをお礼の気持ちを込めてプレゼントしました。

 終了後は交流会です。グループに分かれて、各校(各種競技会)の全国大会準備進捗状況や、お互いの困っていることなどを情報交換しました。また各学校の現状などについても情報交換したようで、特に新型コロナウィルスにより延期、中止となった修学旅行について話が盛り上がったようです。

 全国大会までのこり211日。有馬高校人と自然科はもちろん、兵庫県内11校の農業高校が団結し、全国の農業高校生をおもてなししましょう。そして素晴らしい大会となるように準備を進めていきましょう。

おまけ・・・

 せっかく播磨農業高校に来たので、少し農場を見学させていただきました。

 播磨農業高校は県内唯一の文部科学省指定農業後継者育成高等学校であり、32ヘクタール(甲子園球場8個分)の広さの農場、牧場があります。有馬高校にはいない家畜も飼育されており、(防疫の関係で遠くから見させていただきましたが)たまたま肉牛の出産に立ち会うこともできました。また、自動運転で耕耘などの作業ができるロボットトラクターにも座らせてもらいました。

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人と自然科 演習林実習実施

 みなさんは有馬高校が山林を持っている(管理している)というのはご存じですか?有馬高校人と自然科は三輪と藍本の2カ所に演習林を所有しています。そして3月26日(金)総合実習Bの時間に藍本の演習林実習を、人と自然科新3年生10名が行いました。

 まずは入山前の確認。今回最大の目標は「怪我をしないこと」です。実習服の袖をおろし、ズボンの裾や靴のひもが枝に引っかからないように注意すること。実習用グローブを必ず着用すること。暑くなったら水分補給を行い、息苦しくなってきたら適宜距離を開けマスクを外し熱中症などを防ぐことなど、安全に関する注意を確認しました。

 安全を確認した後は早速入山です。小川を渡ったところから有馬高校が管理している演習林です。

 演習林の中に入ると、林道が整えられています。以前はここで間伐や枝打ちなど頻繁に実習を行い、杉の材木を生産していたようですが、生徒が課題研究や授業で植物を活用する場となっています。

 今回の実習では、林道にある倒木や枯れて落下した枝を除去する作業を行いました。まずは山の麓の林道です。進んで行くと枝が落ちたり倒木が道をふさいでいました。

 生徒は協力して林道を整えていきます。

 特に大きな倒木は、チェンソーで伐木してから除去します。夏にチェンソーの資格を取得した生徒が活躍しました。男女問わずみんな上手です。

 人と自然科 伐木等業務(チェーンソー)特別教育実施 についての記事はこちら

 小さく刻んだら協力して運搬します。

 きれいになりましたね。

 そしていよいよ尾根に向かって登山です。急な坂を登ります。落石に注意しながら声を掛け合い登っていきます。

 尾根に到着。足がぱんぱんです。水分補給して休憩します。

 元気を取り戻したところで、尾根の林道を整備していきます。林道に落ちた種子から発芽した幼木も、大きくなる前に取り除いておきます。

 作業も終盤にさしかかったところで、最大の倒木が・・・

 みんなで協力して、整備していきます。

 林道が確保されましたね。

 道中には多様なコケやウラジロなどの植物、サワガニなどの動物も観察され、山の生物多様性も感じることができ、課題研究の参考になった生徒も多かったようです。

 4時間近く行った演習林実習も一人も怪我せず下山を果たしました。いよいよ3年生最上級学年です。新型コロナウィルスで限られた活動となっていますが、人と自然科のあらゆる学びを悔いのないように活用し、成長してください。期待しています。

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第9回 高校生花と緑のガーデンに出展

 2000年に開催された淡路花博から20周年。そこで今年は花みどりフェアが春と秋に淡路島各地で開催されます。

花みどりフェアの公式HPはこちら

 春は3月20日(土)~5月30日(日)に開催されますが、催しの一つとしてメイン会場である淡路夢舞台エリアに県内の農林関係の過程を学ぶ高校生が、日頃学んだ知識や技術を生かして創作した庭を展示する、高校生花と緑のガーデンが設けられ、有馬高校人と自然科環境班の生徒2名が作庭を行いました。

高校生花と緑のガーデンの公式HPはこちら

 今回持参した植物は、ゴールドクレスト、ノースポール、デージー、パンジー、ビオラ、プリムラ、サクラソウなど、自分たちが実習で栽培した草花苗、観葉植物です。作庭するデザインも自分たちで考えました。

 まずは作品の中心に高さが異なるゴールドクレストを3本配置します。(ゴールドクレストをまっすぐ植栽するのが一番難しかったとのことです。)そしてその周囲にサクラソウを中心に白やピンクの淡い色の草花苗を定植します。

 さらにその周辺にパンジーやビオラを中心に、カラフルな花苗をサークル状に定植していきます。どんどん鮮やかな雰囲気になってきましたね。完成した作品はこちら

 タイトルは「芽生え」です。ようやく春を迎え、大地より勢いよく芽を出し、生育していく姿を、草花を使って表現しました。

 私たちが作庭した作品は、3月20日(土)~5月30日(日)の期間中、淡路夢舞台と淡路島国営明石海峡公園の間の園路で見ることができます。淡路島を訪れた際、是非立ち寄ってごらんください。

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ジブン探究(2年)

3月9日(火)2~4限、本日は2年生が「ジブン探究」を体験しました。(1年生の様子)

2年生は、昨年度実施予定でしたが、コロナの影響で1年越しの開催となりました。2年生の3学期は「3年生0学期」とも言われます。大学生の話が刺激となって、これからの生活に変化が出てくるでしょうか。生徒たちの体験談を聞いてみてください。

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ジブン探究(1年)

3月8日(月)2時限目から4時限目は1年生全クラスで「ジブン探究」を体験しました。

このプログラムは、大阪、兵庫を中心とした大学から学生が40名ほど来校し、高校生に自分の体験を語り、現在抱えている悩みや、将来について話し合う取り組みです。

まず高校生がクラスを解体し、8名ほどのグループに分かれ、先輩と今の自分や、将来のことについて語り合います。その後先輩たちの中から代表者6名が紙芝居で自分のこれまでの生き方を紹介し、生徒たちにメッセージを送ります。生徒たちは大学生の先輩に今の悩みや将来への不安について自己開示し、自分をみつめる時間の中、仲間と一緒に自分と向き合うことができました。

大学生の先輩の話は、年齢の近い生徒たちにはとても親近感がわくもので、先輩の話に聞く高校生の表情は真剣そのものでした。今日の語り場をきっかけに、次年度へ向けて新たな出発ができますように

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1学年 進路ガイダンス ~分野別模擬授業~

3/4(木) 1学年(75回生)の生徒が「分野別模擬授業」を受けました。

このガイダンスは、まず全体会で文系理系問わず様々な分野の説明を受けた後、文学や経済学、外国語、理学など11分野に分かれ、各分野で具体的に何を学ぶのか、その学びがどのような職業に結びついていくのかなどを、大学の先生からの授業を体験しながら学んでいくものです。

ほぼ英語で展開される授業や、コンピューターを分解し内部構造を知る授業など、より専門性の高い授業を体験しました。高校での授業とは少し違った授業にワクワクしながら聞き入り、笑顔で体験をする様子が見られました。就職を希望している生徒は、2年生と同様に就職に臨む心構えや、今年度の卒業生からの体験談やアドバイスを聞きました。

文理選択を済ませた1年生にとって、次に考えていくことになる「学部・学科、専門学校選び」の情報を体験しながら得ることができました。ここで得た情報をもとに自分の学びたい事をより具体的に考えていって欲しいと思います。

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2学年 進路ガイダンス ~学校別説明会~

3/4(木)  2学年(74回生)の生徒が「学校別説明会」を受けました。

まず「大学・短期大学・看護」、「専門学校」、「就職・公務員」の3分野に分かれ、それぞれの入試や試験の種類や特徴、今しておくべきことなど、3年生になる前に知っておくべき事を中心に説明を受けました。

その後、40校以上の大学・専門学校の方から各学校の特徴や学ぶ内容、入試について詳しく説明を受けました。生徒はその中から希望する2つの学校の説明を聞きました。少人数に分かれて実施されることもあり、生徒からも活発に質問が出て、進路について自主的に考えていこうとする姿が印象的でした。就職希望の生徒は、就職に臨む心構えや、今年度の卒業生からの体験談やアドバイスを聞きました。最後に教室で、今回聞いた説明を自分の進路に落とし込んでいくためのワークシートを記入しました。

人と自然科と総合学科の幅広い進路希望の生徒に対応した学校説明会を通して、あと1カ月で3年生となる前に、自分の進路をしっかり見据え、モチベーションを高める機会になりました。

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人と自然科 卒業生を囲む会実施

 3月3日(水)人と自然科2年生の生徒を対象に、卒業生を囲む会が開催されました。この会は3月に卒業を迎えたばかりの先輩方に来校いただき、自分の目標としてきた進路を実現した経験を後輩に伝えるという、先輩、後輩のつながりが強い人と自然科ならではの伝統行事です。

 3日前に卒業式を終えたばかりの先輩。今年は島根大学、摂南大学、大阪経済大学、県立農業大学校・東洋食品工業短期大学、神戸医療福祉専門学校、駿河生産プラットフォーム株式会社に進学、就職する7名の卒業生に代表として快く来校して頂きました。そして特別ゲストとして、3年前に人と自然科を卒業し、現在兵庫県の職員として兵庫県農業水産総合技術センターに務めている先輩も飛び入り参加して頂きました。

 まずは進学先・就職先も含めた自己紹介。数日前まで学生服姿で顔を合わせていた先輩方ですが、スーツ姿に変わりずいぶん大人に感じました。

 自己紹介の後は、質疑応答を通した先輩からのアドバイスです。進路を決めた時期やきっかけ、後悔していること、やっておいたほうがいいことなど、アドバイスをいただきました。

・とにかく毎日の学校生活をしっかり充実させること。そして自分だけのアピールポイントを増やすこと。

・どのような進路を選ぶにしても、事前の準備は大切。また、進学するとしたら進学先をしっかり調べておくことが重要。

・人と自然科はたくさんの資格取得が可能なので、多くとっておいたほうがいい。でも資格に頼りすぎてもだめ。

などなど元人と自然科の生徒だからこそ話せる具体的なアドバイスを多く頂きました。2年生の生徒も先輩の話を真剣に聞き、メモをしっかりとっていました。

 そして就職、公務員、大学、短期大学、専門学校、農業大学校の6グループに分かれて座談会です。

・指定校推薦と総合型選抜など入試方式の違いなどの情報を得るために進路指導室を有効に活用する。

・筆記試験ではグラフを読み取る問題も出るので鍛えておく。面接では3年生の課題研究の内容が総合型選抜入試や推薦入試で聞かれるのでしっかり取り組んでおいたほうがいい。

・自分の長所と短所は周りの友人に聞いてみると、気付いていない点が見つかる。

・面接練習を農場の先生方も含めてたくさんやったほうがいい。

・面接に対応するために、日頃から情報を仕入れておくこと。(教室に置いてある日本農業新聞を日頃から読んでおくのがおすすめ)

・日々の勉強を頑張り、評定を上げておくことに超したことはない。(保険にもなる)

・就職を軽くみない方がいい。就職希望者ほど勉強が必要。

・新型コロナウィルスの感染拡大でオープンキャンパスがオンラインになっているので注意しておくこと。

などなど、たくさんの質問に答えてくださいました。最後に2年生生徒代表から『お忙しい中私たちのために来て下さりありがとうございました。今日聞いたこと参考に頑張ります。先輩も新しい場所で頑張ってください。』とお礼の言葉を送り、卒業生を囲む会は終了しました。

  終了後に書いてもらったアンケートを見て見ると

・卒業生を囲む会を通して改めて進路について考え直すことができた。

・不安に思っていたことをたくさんの質問にし、丁寧に答えて下さり、気持ちが少し軽くなった。

・スーツを着た先輩と話していたら、遠い存在に感じ、憧れをもった。私も進路実現できるように頑張りたい。

など、2年生にとって忘れられない1時間となったようです。

 新生活の準備で忙しい中、後輩のために時間を作ってくださいました8名の卒業生の皆さん。本当にありがとうございました。このようにOB・OGがサポートしてくれるのも人と自然科の大きな魅力ですね。

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