青少年伝統文化体験成果発表会

校長 西  茂樹

 12月17日(日)、姫路キャスパホールにおいて「伝統文化を通じ日本の未来を見つめる 和の心・文化力」というテーマのもと、兵庫県伝統文化研修館開設1周年記念事業が開催されました。
 第1部「青少年伝統文化セミナー成果発表」、第2部「特別セミナー 江戸音楽の魅力に触れる」に続いて行われた第3部「高校生による日本文化再発見トーク」に、本校1年生の寺坂裕世君が、今夏オーストラリア研修に参加して感じた食文化の違い「効率的なオーストラリアと一汁三菜の日本」と今後の日本の食文化のあり方についてスピーチしました。この第3部には本校を含め9校の高校生が参加し、スピーチのほか、デモレーターの司会進行による高校生シンポジウムも併せて行われました。
 「相生高校から世界へ」、これは相生高校のキャッチフレーズです。本校では、地域のリーダー、日本のリーダー、そして世界のリーダーの育成を目指しています。その一環としてオーストラリア国際交流研修を実施しています。今回スピーチした寺坂君もその参加者の一人で、オーストラリア国際交流研修を通じて感じた両国の食文化の違いから、日本の食という伝統文化に思いをいたし、発表してくれました。
 最近よく、「グローバル化」ということが叫ばれています。ややもすると、もっと海外に出て行こう、もっと海外のことを知ろう、という側面にばかり意識がとらわれがちですが、グローバル化には日本人としてのアイデンティティの根幹をなす、日本人としての拠り所ともなる日本の伝統文化に対する理解を深めておくことが実はもっと大切なことであると考えます。いくら海外に行っても、日本人として日本のことが語れなくては何の意味もありません。その意味においても、今回の発表会は多くの学びがあり、非常に有意義なものであったと思っております。
 最後になりますが、このような機会を与えていただいた関係者の皆様に深く御礼申し上げます。