ぶらり相生第11号「和泉式部のしだれ栗」

 ぶらり第9号で「親子のめぐりあい 和泉式部伝説の地」を掲載させていただきました。そのめぐり会いに関わる地が那波の得乗寺(とくじょうじ)です。
 今回は得乗寺を訪れ、ご住職にありがたいお話をお聞かせいただいた内容のぶらりです。
 訪れた日は秋の快晴に恵まれ、見事な中庭にある枝垂れ栗を拝見させていただきました。好運なことに今年は、ここ数年では珍しく多くの栗の実もなる状況と説明を受けました。通称「雨宿りの栗」といわれ、昭和20年代までは相生の観光スポットの代表として賑わっていたそうです。
 和泉式部が娘の小式部内侍(こしきぶのないし)を訪ねて矢野荘を訪れた時、にわか雨に遭いその時娘との再会をはたすという劇的な場面を演出する枝垂れ栗です。栗の木が垂れて和泉式部を雨から守ったという伝承があります。
 DNA鑑定の結果、西日本に2本しか残っていない貴重なものです。平安時代に和泉式部をかばった栗の木は、相生市立民俗資料館に展示されています。