1学期終業式 式辞

 皆さん、おはようございます。期末考査が終了しました。お疲れ様でした。
 1学期の終業式も、このような形式で行わなければならないことは非常に残念ですが、仕方ありません。よく聞いてください。
 令和2年度は4月に始まったことになっていますが、実際に学校がスタートしたのは6月で、通常授業になったのは6月15日からでした。この1学期には様々な事があったり、なくなったりしました。特に部活動で頑張ってきた多くの皆さんにとっては、大会や公演が次々に中止や延期になり、悲しい思いをした人が沢山いたと思います。しかしこのような状況の中でも、できることにしっかり取り組んできた皆さんがいたことを私は知っています。与えられた条件の下で、仲間とともに成長してきた皆さんのことを誇らしく思っています。よく頑張ってきました。

 さて、今の世の中には、心配や不安がたくさん存在しているように思えてしまいます。新型コロナのような感染症、大雨による甚大な被害、地震や火山の噴火などの自然災害などです。なぜこのような不安を抱えてしまうのでしょうか。その原因は二つあります。
 一つはメディアの報道です。現代は世界中の情報が、短時間のうちに映像として配信される時代です。もう一つは、たくさんの人やモノが世界中で移動することによって、経済が活性化してきた実態があります。これがストップすると、途端に多くの国や企業が立ちゆかなくなります。このような不安定な予測のつかない時代に私たちは生きています。では、皆さんの将来はどのようになっていくのでしょうか。皆さんに一つ伝えたい言葉があります。 「過去は変えられないが、未来はつくることができる」
 つまり、「未来への道を切り拓く力」をつけてほしいのです。
 例えば、身近な自動車について考えてみましょう。江戸時代の地上での交通機関は徒歩か、カゴ、馬に乗るくらいでしょうか。現在はガソリンエンジンの自動車が多いですが、数年後には電気または水素で動くと予想されます。化石燃料を使用せず、排気ガスも出しませんから、環境に優しい乗り物です。また、自動運転も実用化が見えてきました。交通事故が激減するでしょう。科学技術の進歩により、我々の生活はどんどん良い方向に変わっていくでしょう。それらを開発して、利用して、楽しむのは、皆さん方に間違いありません。
 最後にもう一つ、今回皆さんに是非伝えておきたいことがあります。相生高校の先生方のご尽力です。前例のない事態に対応して、先生方は多くのアイディアを出して、何度も会議を開き、実践し、皆さんを引っ張っていってくれました。これからも何かあれば、先生方に遠慮なく相談して下さい。未来をつくっていく皆さんは、相生高校で多くのことを学び、吸収して、共に順調に、快調に、成長して行きましょう。以上、1学期終業式の式辞とします。