相高生フォーラム挨拶

 本校の伝統的行事の一つ、それが相高生フォーラムです。人としての「生き方」「在り方」をテーマに、6名の弁士が自らの思いや考えをスピーチしてくれます。
 ところで、弁論は自分の書いた論文をただ発表するだけの場ではありません。目的は自らの思いや考えを聴衆に訴え、聴衆を納得・感化させることですから、何よりもまず結論が明快で説得力があり、聴衆に分かりやすく伝わることを重視しなければなりません。目で文章を読めば分かることでも、聞いて容易に分かるとは限りません。
 また、スピーチの技法にもいろいろあります。身振りや手振りを使うこと、同じ声調で読むのではなく特に伝えたいところに抑揚をつけることが特に重要です。実際に分かりやすく伝えるために弁士がどのような工夫をしているかに注目するのも、弁論の楽しみ方の一つです。
 言うまでもなく、よい弁論を成立させるためには、聴衆である皆さんの真剣な眼差し・頷き・相槌・笑顔といった態度も重要となります。また、通常の弁論大会では主張に対する賛同の声ばかりでなく、異論・反論・批判・疑問などを直に投げかけるものも良しとされています。
 このようにして、弁士と聴衆の相互交流をもとに互いに知見・教養を発展させる場として、すばらしい相高生フォーラムとなることを期待しています。