特別非常勤講師による授業 西播磨から名刀を

 10月23日(火)は2年生自然科学コースの生徒、30日(火)は2年生理系の生徒を対象に、刀工の髙見國一氏を講師にお招きして、「西播磨から名刀を」というテーマで特別講義をしていただきました。
 西播磨は、良質な砂鉄(宍粟鉄・千種鉄)の産地であり、木炭の原料となる豊かな森林にめぐまれていたため、古くからたたら製鉄が盛んに行われていた地域でした。講義では、原料の砂鉄から鉧(けら)とよばれる鋼の塊を作る工程や、その鉧を鍛錬して刀剣が完成するまでの工程を、実物や画像を交えながら解説していただきました。また、刀鍛冶になろうと思ったきっかけなど、髙見先生ご自身の話もしていただきました。
 「三振りに一振りできれば上手」といわれるくらい失敗の多い刀剣づくり。講義を通して、物作りのおもしろさと共に、物作りの難しさや職人技術のすばらしさを学ぶことができました。また、刀剣の原料である砂鉄や玉鋼、貴重な鉄隕石(隕鉄)、鉄隕石を混ぜて作られた短刀(流星刀)の実物に触れ、そのにおいや重さを肌で感じることができました。髙見先生が最近制作された太刀にも見入っていました。講義中も多くの質問が飛び交い、講義後も髙見先生を囲んで様々な質問をするなど、生徒たちは興味深く学習できたようでした。