7月31日(火)14時から、第7回おもしろ科学実験教室を開催しました。「本校のお兄さんお姉さんと科学実験を楽しむ」という主旨から、1年生自然科学コースの生徒が主体となって運営しました。
今年度は「鏡の不思議~万華鏡をつくろう~」と題し、鏡を使った実験を行った後、万華鏡を作りました。小学生の先生となった高校生は、鏡の不思議や実験について説明し、安全面に留意しながら小学生にもわかるよう実験や工作の補助をしました。最後に、出来上がった万華鏡を全員で一斉にのぞいてみました。三枚の鏡が作り出す万華鏡の中に広がる世界を、小学生は夢中になって見ていました。
最初は小学生、高校生とも緊張していましたが、次第に慣れ親しみ、最後はお互い楽しんでいたように思います。高校生は、科学の面白さを伝えることの難しさを実感したようです。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
月別アーカイブ: 2018年7月
鮎帰川 川砂集めボランティア
サイエンス・トライやる事業
情報メディア部写真班 「こども・若者ひろば」in デュオドーム
食育フェスタへの高校生ボランティアとして参加
相生市天然記念物シバナを守るボランティア活動
1年自然科学コースIHI工場見学
本校の重点目標の一つとして、『体験的な学習などを通して、幅広い視野を身につけ、将来を考える力を育成する』を掲げています。また、インスパイア・ハイスクール事業の一環として、7月26日(木)に(株)IHI相生事業所にて校外学習(フィールドワーク)を実施しました。参加者は1年生自然科学コースの希望者11名です。
総合事務所内で会社の概要説明を受けた後、長袖シャツに着替えヘルメットを着用し、ボイラ(石炭燃焼試験施設)やエアロスペース(LNG燃料を使った航空エンジン)などを見学しました。それぞれの場所で専門のスタッフから丁寧な説明を受け、生徒たちはメモを取りながら、熱心に聞き入っていました。工場見学の様子は、最先端研究のため写真撮影はできませんでしたが、世界有数の技術を目の当たりにした生徒たちの瞳は、輝いていました。
ぶらり相生第28号「兵庫県指定天然記念物 矢野の大ムクノキ」
相生高校は、夏季休業中です。生徒は、補習や部活動の試合等に、充実した日々を過ごしています。日々の忙しさを少しほぐしてくれるものに植物があります。相生には、文化財に指定されている植物があります。今回は、矢野の大ムクノキを紹介します。
文化財の分類の中に、天然記念物があります。ちなみに、文化財を大きく分類すると、7つに区分されます。有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、伝統的建造物群、文化財の保存技術、埋蔵文化財です。その内の記念物の中に、天然記念物があります。動物、植物、地質、鉱物の中から指定されます。
さて、矢野町森にある大ムクノキは、根回り4.8m、高さ約15mあり、樹齢推定600年以上といわれています。
堤にこのような大木が一本だけ残されているのは、この地に昔、荒神社の杜があって、御神木として崇められ、地域の人々に大切に保護されてきたからだといわれています。
また、すぐ近くに磐座(いわくら)神社がありますが、こちらにも兵庫県指定天然記念物の「コヤスノキ」があります。トベラ科の常緑低木で、5月頃新枝の先に淡黄色の花をつけます。中国地方中部、岡山県東部と西播地方に限って分布する珍しいものです。
鮎帰川 川砂集めボランティア
7月23日(月)、夏休み一日目、午前9時より、鮎帰川の川砂集めのボランティアに参加しました。メンバーは、1、2年生約30名弱での参加でした。こちらの事業は、兵庫県の絶滅危惧種に指定され、相生湾沿岸にのみ群生する、相生市指定天然記念物の多年草シバナを守るための事業として行われております。事業内容は、鮎帰川上流の三つの砂防ダムから流れてきて溜まった川砂を適切に整理して袋詰めをし、重機を入れて作業することができない、相生湾の入り江に運んだ砂袋を、袋から砂を海に戻すというものです。この事業は、3年目となります。本校は、昨年度から協力しております。相生湾での作業は、中学生が担当します。
相生市からは、松村様・濱田様・山本様・関根様のお力を頂きました。
生徒たちは、およそ一時間半の作業で、35袋×20大袋 = 約700袋強 の袋詰めを、行いました。
慣れない作業に、大粒の汗をかきながらでしたが、笑顔と元気でボランティアに取り組めたと思います。
最後の30分は、力を振り絞りながら、やや無言の作業になっておりましたが、最後にお話しいただいた中で、「ありがとうございました」と仰っていただいた言葉に、再び、はち切れんばかりの笑顔となり、充実感とともに、心地よい疲労感と相まって、学校へと帰校しました。