千種川水生生物調査

 9月9日(土)土曜講座終了後に相生市矢野町森にて自然科学部9人と顧問2人計11人で例年通りの調査を行った。生徒は1人を除いて初めての体験ではあったが、スムーズにできた。水温、気温、川幅、水深、流速、川底の状態等を調べた後に1平方メートルの枠の中にどんな生物(水生昆虫)が何匹いるのか調査した。結果は以下のとおりである。
 水温21℃、気温23.5℃、川幅5.4m、水深15cm、流速29.5cm/s、川底はこぶし大の石
 カワゲラ16, ヒゲナガカワトビゲラ9, ニンギョウトビゲラ44
 ヒラタドロムシ58, カワニナ18
 例年より生物の数が少ないのは調査前の日に連続してまとまった降雨があったせいかも
しれない。調査後は小魚やミズカマキリ、アカハライモリを網ですくい学校で育てて観察することにした。初めての生徒が多く童心に返って笑顔があふれた調査であった。

ぶらり相生第8号「戦国時代の鐘 ここ相生にあり」

 前号に続き、本号も相生の戦国期にまつわるぶらりです。数奇(すうき)な経緯をたどった鐘が、JR西相生駅北西約400mの相生市佐方の慈眼寺(じげんじ)にあります。慈眼寺は、浄土真宗本願寺派の寺院で、現在でも立派な寺容を誇っています。梵鐘の銘文によると室町時代の文明9(1447)年美作国長岡荘(現在の岡山県久米郡柵原町から美咲町)にあった上原寺の鐘として、鋳物師藤原右兵衛尉助弘によってつくられたことがわかります。この鋳物師の藤原氏は、藤原氏を名乗る百済(くだら)氏で、百済氏が作った中世の梵鐘は、他に岡山県津山市安国寺に現存するものと、この鐘しかなく、大変貴重なものです。
 百済といえば、西播磨地区は秦河勝(はたのかわかつ)との関係がいわれる地域です。お隣赤穂市坂越の大避(おおさけ)神社の祭神は、大避大神(秦河勝(はたのかわかつ))です。現在、大避神社の船祭りは国の無形民俗文化財に指定されています。船檀尻(ふねだんじり)など特異なものが多く残されています。
 慈眼寺の鐘は、戦国期の争乱を経て、英田(あいだ)郡土居村(現在の岡山県英田郡作東町)の土居八幡宮に移り、その後、明治11(1878)年に渡ったものとされています。