6月12日(火)に、インスパイアーハイスクール事業の一環として、岡山大学環境理工学部准教授の前田守弘先生より「研究の進め方と発表の方法」と題して講義をしていただきました。
現在、2年生の自然科学コースでは、4~5名ずつのグループをつくり、各グループでテーマを自由に設定し、1年間をかけて課題研究を行っています。今年度の研究テーマは「コンピューターを使って物体の運動をシミュレーション」「回折格子をつかって様々な光の波長を測定」「植物からバイオエタノールを生成」「草木染め」「エッセンシャルオイルの抽出」「光合成色素の研究」などです。
今回、前田先生には、研究の進め方、発表の方法、資料の作成法などを具体的にお話をして頂きました。本日の講演は、3月の発表会で活かされると思います。
▼以下は講義後の生徒の感想です。
○小中高の座学では教科書があるのが当たり前だったけど、大学では必ずしもあるとは限らないと聞き驚きました。さらに、小中高では正解があり、暗記が中心だけど大学では正解があるとは限らず、問題さえも自分で創ると聞き、全然違うと思いました。また、研究とはの定義で①これまでに誰もやっていない②社会的、科学的に重要な対象③再現性があると知り、自分たちが行っている研究の甘さを痛感しました。
○何事も好奇心や向上心を持って取り組めば伸びる学生になれる。この言葉を聞いて私も勉強を嫌がらず、まず好きという気持ちをもって取り組みたいと思いました。また、研究結果を発表する際に、できるだけ短い文章で表現するこという話が印象に残りました。
○人前で話すときは1度話すことを整理して、相手にスタートからゴールまでが見えるようにしようと思いました。今日の先生の話もよくまとまっていて、聞きやすく分かりやすかったです。私たちの研究は模倣に走っているところがあるので、新しいもの、知らないものに挑戦したいと思いました。今の私たちは座学がメインで、実際に色々なところに出て行くことはほとんどないけれど、大学で研究をして、たくさんのことを吸収したいと思いました。



