秋晴れの中の球技大会

 10月26日(火)、昨日の土砂降りの雨から一転、素晴らしい秋晴れとなりました。早朝から陸上部・野球部・サッカー部の生徒と生徒会執行部がグラウンド整備や雨で消えたライン引き等の準備を行い、開始は少し遅れましたが、前期代替球技大会を実施することができました。
 緊急事態宣言が解除された中、昨年度と同じく、7月実施の球技大会を二学期中間考査明けに移動し、相高祭・体育大会でも使用したクラスTシャツ(1組イエロー、2組レッド、3組オレンジ、4組アクアブルー、5組ライムグリーン)を着用して実施しました。
 世間ではコロナが下火となりつつありますが、学校生活においてはまだまだ要注意要警戒が続く中、身体接触のない競技をということで、男女バレーボール、男女混合のソフトボールとドッジボールを行いました。今年は競技においても生徒の意識は高くマスク着用の中、行われました。また、試合毎に消毒液を設置し、その徹底を呼びかけて無事終えることができました。
 生徒たちは、コロナと中間考査でたまったストレスを大いに発散することができ、学年を超えた熱戦があちこちで行われました。
 3年生は最後の球技大会として受験勉強の疲れを吹き飛ばす頑張りを見せ、ソフトボールでは1年生を圧倒し優勝、男子バレーボール・ドッジボールでも優勝し、先輩の意地と底力・団結力を見せつけました。久しぶりの楽しい学校行事として、友人との時間を過ごせたことで、皆の笑顔がはじけた球技大会となりました。

結果

ソフトボール(男女混合)
 1位3-3  2位1-4  3位3-5
男子バレーボール
 1位3-1  2位1-5  3位2-2・2-5
女子バレーボール
 1位1-2  2位1-5  3位1-4・2-1
ドッジボール(男女混合)
 1位3-1  2位1-3  3位2-4

第45回 体育大会

 9月22日(水)、「皆輝勝祭」のスローガンのもと、第45回体育大会を実施しました。感染症対策のため、無観客で午前中のみで行いました。

開会式

吹奏楽部の演奏で入場行進が始まりました。

選手宣誓

演技

 クラスTシャツを着用し、各競技で真剣勝負が繰り広げられました。
 初めの演技は、全校生徒による「相高生体操」でした。この夏、何度も練習を重ねた成果が表れていたように思います。とても力強く、綺麗でした。

01,相高生体操

 続いて、予選が行われました。決勝への切符を勝ち取るため、全力で走りました。

02,女子・男子100m予選

03,女子・男子200m予選

04,女子4×100mリレー予選

05,男子4×200m予選

 綱引きでは、各クラスから選抜された20人1チームでの対抗戦を行いました。どの対戦も大変盛り上がりました。

06,綱引き

 Power of Aioi は、各クラスの代表者が、20kgの土嚢を頭上に持ち上げている時間を競いました。

07, Power of Aioi

 大縄跳びは、20人1チームで競いました。前半後半1回ずつ10人で跳び、最高連続回数がそのクラスの記録となります。

08,大縄跳び

 1年生は、息の合った動きで集団演技を披露しました。演技のラストは「AIOI 45」。カラフルなクラスTシャツがグラウンドに美しい人文字を描いていました。

09,1年生学年演技「Here we go!」

 いよいよ決勝レースです。予選を勝ち抜いた選手達による熱い戦いが繰り広げられました。

10,女子・男子100m決勝

11,女子・男子200m決勝

12,女子4×100mリレー決勝

13,男子4×200mリレー決勝

 最後にクラス団対抗リレーを行いました。選手達は学年の枠を超え、バトンをつなぎました。

14,クラス団対抗リレー

閉会式

 結果は以下の通りです。
 総合優勝 1年5組  準優勝 2年2組  第3位 2年1組 

 雨の心配もありましたが、プログラム通り滞りなく実施することができました。
 準備・片付け等、多くの生徒が率先して動いてくれたため、最後までスムーズに行うことができました。
 感染症対策を徹底しながら、安心安全な教育活動を実施していきたいと考えています。保護者の皆様、地域の皆様、引き続きご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

令和3年度 第2学期 始業式

 9月1日(水)、2学期始業式(全学年教室で放送による式)を行いました。校長先生の式辞(全文はこちらに掲載 ※ぜひ全文をご覧ください!)のあと、校歌の演奏を静かに聴きました。

 続いて、表彰伝達式では県大会に出場した吹奏楽部が表彰されました。放送で校長先生が読み上げ、担任の先生から賞状とトロフィーを授与していただきました。

 次に、生徒指導部長の話では、”樹心仏地”という親鸞聖人の言葉を紹介され、「コロナ禍のとんでもない時期だからこそ、私たちはこの大地に樹木の如くしっかりと根を張って、生きて行かなければならないと思われます。」「私たちの人生は一度きりです。誰とも代わることのできない自分の人生をどう生きるのか、それを明確にするのは今、いわゆるこの高校3年間が大切な時期ではないでしょうか。」というお話と、コロナ関連について、特に食事中の黙食の徹底についてお話をされました。
 最後に、保健部長からワクチン接種についてのお話がありました。ワクチン接種の必要性について、自分の命、家族の命、自分にかかわるすべての人を守るため、また、学校生活で今の頑張りを続けられるよう、しっかりと考え行動しましょう。

令和3年度 2学期始業式 式辞

 みなさんおはようございます。40日間の夏休みはどうでしたか?補習、部活、そして家庭学習にと本当に貴重で有意義な時間を過ごしてくれたのではないかと思います。今日、体調が悪くて休んでいる人もいますが、大きな事故や事件に巻き込まれずに、こうして全員の無事が確認できたことをまずは、うれしく思います。
 ただ、この夏は、例年にない長雨とコロナウィルスの猛威により、ニュースの中で「予想を超える」とか「想定外の」とか「これまで経験したことのない」とか「最大級の」というような言葉が飛び交っていました。本当に何が起こるかわからない時代になったと実感すると共に、自分の身は自分でしっかりと守っていかなくてはいけないと改めて感じさせられました。
 いよいよ二学期が始まりますが、緊急事態宣言発令中であり、デルタ株がさらに猛威を振るうのではないかと危惧されています。今のところ、部活動に大きく制限がかかっていますが、県外活動以外の学校行事等は予定通り動かす予定です。ただ感染状況次第で中止や延期の可能性も出てくると考えられます。また2年生の修学旅行は延期せざるを得ない状況です。本当に申し訳ない思いです。生徒の皆さんには、登下校や部活中、食事中のマスクを外しての会話はしないように注意するとともに、自分自身や家族に発熱等の人がいる場合やPCR検査を受ける人がいる場合は絶対に登校しないように再度留意してください。またマスクも、ウレタンマスクではなく不織布マスクを着用するように努めてください。どうか今まで以上に危機アンテナを高くして感染予防に努めてください。。

 さて、この夏休み中にうれしい事だなと思ったことが2つありました。1つ目は、自然科学コースの体験入学やオープンハイスクールでの中学生や保護者への接遇の素晴らしさです。生徒会や部活動の諸君達のおもてなしの態度について、保護者の感想文に「学校の様子と品格がわかる。」とあったようです。相高生に「品格あり。」うれしいですね。また、中学生の親子が裏手というか、西側から来られた際に、どこに向かえば良いか迷われていたときに、ソフトテニス部の女子生徒が、わざわざ一緒に受付まで誘導してくれたそうです。ささいな行為ですが、道を口で説明するのではなく、困っている人に手を差し伸べるその勇気に、保護者の方は感動されていました。2つ目は、相生高校1回生で、大学卒業後国税局で勤務され、この7月末から姫路税務署長として着任された中川様が来校されました。なぜ来校されたのかというと、きっかけは、先月久しぶりに相生の実家に帰ったときに、朝の登校時に元気の良い挨拶を男子生徒がしてくれたそうです。もうとてもうれしくなって、母校に行ってみたくなった。そして母校に貢献したくなった!と言ってくださいました。
 今紹介したことに共通しているのは、いずれも皆さんの行動、優しさ、挨拶が、「人の心を大きく動かしている」ということです。私は、これこそがコミュニケーション能力だと思います。中川さんは、たかが挨拶だが、たったそれだけでも、人を感動させる力がある。そして、企業でも行政でも社会人として、自分から挨拶できる人、大勢の中でも自分から手を挙げて意見を言える人、同じく手を挙げて質問できる人、後輩達にはそんな人になって欲しいと言われました。そして、それには「勇気」がいる。その勇気を高校と大学時代に養って欲しい!と言われました。中川さんの言葉からは、母校を愛する気持ちが強く伝わってきました。

 でも、皆さん、心を動かすのは、良いことだけではありません。逆もありますよね。先週、初老の男性からの苦情です。すでに皆さんには伝わっているかもしれませんが、電車の中で本校生がマスクを外して会話をしていたのを目撃されたそうです。校長先生は、その男性の言葉にとてもショックを受けました。「相生高校ってそんな学校だったのか?相生高校ってそんな生徒が通う学校だったのか?とても残念だ」という言葉です。
 しかし、校長先生が一番ショックなことは、コロナが一段と猛威を振るい始めているこのご時世に、電車内という空間でマスクを外して会話をすることが、周りにいる乗客からどう思われるか、嫌な思いをされているのではないだろうか?という事を、相生高校の生徒が想像できなかったのか?ということです。自分の言動に対して、人がどのように感じるのかを想像できる力、これこそが「感性」なのです。
 これは、日頃の学校生活でも言えることです。些細な一言、言っている方は罪の意識がなくとも、言われた方は心に傷を負ってしまうことがあります。そのことを知っておいてください。どうか、皆さん、強い心を育てましょう。そして人間性や感性を磨いていきましょう。

 前置きが長くなってしまいましたが、今日は「目標を管理する」というお話をします。  
 こんな言葉を知っていますか?『天才とは努力する凡人のことである』これは物理学者アインシュタインの言葉です。どんなに天才と思われている人も陰では努力をしているのだという意味ですが、努力を継続するのは、大変ですよね。努力ってエネルギーいりますよね。努力を継続させる最大の原動力は「モティベーション」です。すなわち、「夢」や「目標」がその原動力となります。しかし、1つ大きな目標を立てたとしても、数ヶ月も経てば大半の人が目標を忘れたり、あまり意識しなくなるのではないでしょうか。そうなると頑張ろうとするモティベーションは低下しますよね。それならば、大目標を達成するための中目標、中目標を達成するための月ごとの、週ごとの、一日ごとの、1時間ごとの、小さな目標を、しかも少し努力すれば達成できる小さな目標を設定することがとても大事になってくるのです。どんなに大きく見える目標でも、細分化することで、プレッシャーも軽減され、何よりモティベーションが長続きするようになります。このように少し頑張れば達成できる目標を設定し、こなしていく手法を「目標管理手法」といいます。このやり方を、ある日本人女性(廣津留すみれさん)が、県立高校時代にアメリカのハーバード大学合格を目標として見事達成したのですが、その際に、自分で自分なりの最も有効な勉強法を見つけ出したのが、このやり方だったようです。毎日小さな目標設定を行い、毎日小さな達成感を味わいながら受験勉強をしていかれたそうです。1学期の終業式に、自分なりの学習法を見つけてくださいといったことの1つの具体例ですね。

 実は、脳科学的にいうと、ゴールがはっきりと決められていると、そしてそれが時間的に直前であればあるほど、脳内が危機状態と判断し、記憶力がより発揮されたり、奇抜な発想などが出てきたりするようになることがあるそうです。小テストを始め、中間考査や期末考査などは、一日前でも莫大な量の知識を詰め込むことができますよね。それに対して、受験勉強というのは、危機感はあってもまだ少し遠い事であると脳が認識すると、勉強がはかどらなくなる状態になったりします。だからこそ、この目標を分割して管理する方法は、長期間に及ぶ受験勉強に非常に効果的なのです。1学期の終業式に3年生の学年通信に記載してあった大谷翔平選手の「目標達成シート」も実はこの目標管理方式の1例です。
 「目標を持ちなさい!」と小さい頃から言われ続けてきたと思います。大事だとわかっていても日頃から毎日のように目標を意識して生きている人はいないかもですが、それでも、先生方が「目標を持ちなさい」と言い続けるのは、本当に目標を意識しながら生活し努力していくことが成果につながることを知っておられるからです。ぜひ目標をつくる事を意識してみてください。それでは皆さん、2学期が始まります。コロナ感染対策を強く意識しながら頑張っていきましょう。

令和3年度 夏季オープンハイスクール

 8月17日(火)・18日(水)の2日間、夏季オープンハイスクールを実施しました。2日間で中学生・保護者・中学校の教員、約620名の方に参加していただきました。
 オープンハイスクールは、生徒会による運営・進行の下、吹奏楽部の歓迎演奏で始まりました。コロナ禍のため、歓迎演奏および全体会は、体育館から各教室へのライブ配信により実施しました。校長挨拶のあと、生徒会が本校の特徴や行事の様子、部活動、また自然科学コースについて映像や写真の視聴を交えながら説明しました。次に、教頭が、新制服やBYOD、入試についてなどをスライドとともに説明しました。


 その後、各班ごとに体験授業と校内見学をそれぞれ30分程度、生徒会執行部・女子バレー部員による案内で行いました。
 体験授業科目一覧
  1,国語「古典に親しむ」
  2,社会「古代エジプト」
  3,数学「三角形の重心を探そう」
  4,理科「ー196℃の世界」
  5,体育「保健体育の基礎知識」
  6,英語「英語を使ったゲーム」
  7,情報「コンピュータで見る2次曲線」

 校内見学は、校舎や設備、部活動、文化部展示などを見学してもらいました。
 体験授業・校内見学後は、部活動を自由に見学していただいて、2日間のオープンハイスクールを終了しました。

お越しいただき、ありがとうございました!

令和3年度 自然科学コース体験入学

 8月4日(水)、自然科学コース体験入学を行いました。第4学区の中学生、保護者、引率の先生、合わせて約100名の皆様に出席していただきました。会議室から各教室へのライブ配信による学校説明(校長挨拶、生徒会の生徒による学校紹介、自然科学コースの生徒によるコースの学習や行事等の紹介)の後、中学生に各自の希望にそって、実験や学習を体験してもらいました。

体験授業 理科班「ー196℃の世界」

体験授業 数学班「数学と人工知能」

 わずか50分の体験学習でしたが、物質や現象への好奇の目、研究する喜び、考える楽しさなどを体験できたと思います。
 生徒が主体となった説明や体験学習、校舎案内、文化部の作品展示などを経て、1年間の学校生活、コース独自の学習や取組について、中学生だけでなく、保護者の方々にも理解を深めていただけたのではないかと思います。

お越しいただき、ありがとうございました!

令和3年度外務省「高校講座」「地球の裏側から By Teams」

 7月13日(火)3,4限に在クリチバ総領事高木昌弘氏を講師にお迎えし、令和3年度外務省「高校講座」を実施しました。新型コロナ感染症対策として、Teamsを使って、ブラジル、東京(外務省)と本校をオンラインでつなぎ、講演会をしていただきました。全クラスの生徒たちが教室で熱心に講演に耳を傾けました。
 最初に、SDGsの実践事例を具体的に説明していただきました。清掃活動のような身近な事例から、医療体制やエネルギーといった国家レベルの話までわかりやすくお話していただきました。多くの生徒たちがSGDsの目標に対して、自分にもできることがあると認識したとの感想を書いていました。
 次に、世界から見た日本、異文化理解とコミュニケーションについてお話していただきました。困難な状況においても相手の立場に立ち、「共通利益」を探ることで道が拓けること、辛いときには自分のことばかりを考えがちになるので、I(私は)以外の主語を頭において考えることが大切であることなど、示唆に富んだお話をしていただきました。なかでも、オーストラリアの元軍人との交流のお話は印象的でした。
 最後に、高校でやっておくべきことや、外国語学習の重要性について教えていただきました。4技能を今バランスよく訓練すること、学習した表現を自分に強く引き寄せて理解すること、自分の好きなことを英語で調べることなどを生徒に熱く語りかけていただきました。最後には生徒たちの質問にも丁寧に答えていただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 今回の講演を通して、世界に向けての視野を広げ、「Passport to the world:相生高校から世界へ」を実現する一助になることを期待しています。
 12時間の時差があるブラジルから、生徒のために講演いただきました高木総領事に深く感謝申し上げます。また、実施に当たり、外務省大臣官房国内広報室高校講座担当の笠原様、服部様、廣嶋様にご尽力いただきました。ありがとうございました。

外務省 高校講座 実施報告ページへ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/dpr/page22_003693.html

令和3年度 1学期終業式 式辞

 みなさん、おはようございます。
 コロナの影響で、こうして放送やオンライン中継で行事や式典を行うことが当たり前のようになってきました。昨年来、これまで当たり前だった事が当たり前でなくなってきています。学校の部活動の帰りに友達と自動販売機でジュースを買って楽しく会話をする。本来何の問題もない微笑ましい行動なのに、地域住民から厳しい苦情が寄せられたりします。今の世の中が「何が正解かわからない」時代であると言われる状況を物語っています。今後ワクチン接種が進み集団免疫ができることで、一日も早く元の通常の生活に戻って欲しいものです。今、元の生活と言いましたが、コロナ終息後の社会では、大きく産業構造が変革していくことが予想されています。歴史的・世界的にみても、黒死病とも呼ばれたペストやスペイン風邪などの感染症等が大流行した後は、新たな価値観が生まれ、技術革新や法制度の改革、産業構造の大変革が起こってきました。皆さんが生きていこうとしているのは、こうしたポストコロナ時代なのです。今後デジタル化の加速など、時代の急激な変化に柔軟に対応できる力や今まで以上に他者と協働していく力が求められるのはいうまでもありません。

 コロナ禍にある1学期でしたが、まずは、皆さんに感謝したい。4月来、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が発令された中での1学期でした。部活や行事など制限のある中で、なんとか教育活動を続けてきました。皆さんの感染対策への意識の高さと予防に向けての行動力が身を結び、学級閉鎖や臨時休校等の大きな混乱を招くことなく、教育活動が展開できたことは本当に喜ばしく、皆さんに改めて感謝いたします。夏休み中も、引き続き強い危機意識を持って、感染予防に努めて欲しいと思います。

 ところで、1年生の皆さん、進路や将来に対しての目標は立てましたか?人生を左右する文理選択も迫ってきています。校長先生は高校時代、数学と化学が好きでしたが、物理の先生が大嫌いで、それだけの理由で親にも相談せず、文系を選択しました。後で、かなり後悔したのを覚えています。学年通信をよく読んでみてくださいね。2年生の皆さんは、目標は確立し、その達成のための戦略を立てていますか?文武両道・両立は大変だとは思いますが、しんどいからこそ成長できるのだと思います。勉強と部活あるいは趣味に邁進してください。3年生はいよいよ進路実現のために、蓄えてきた力を発揮しはじめる時期が迫ってきています。「夏を制する者は受験を制する」と言われるように、あきらめずに自分を信じて、自分に負けずに頑張り抜いて欲しいと思います。この夏で、さらにグッと伸びる人も多いはずです。3年の学年通信に大谷翔平選手の目標達成シートの事が記載されています。ぜひ参考にしてください。

 さて、今日は、「自分を知る」という話をします。「自分を知る」すなわち自分の強みや弱みを理解し、持てる武器を知り、戦い方を知っておくことは、(受験や部活をやり抜く上で)極めて重要です。自分は、どんな性格で、緊張するとどうなるのか、お腹が痛くなってしまうタイプなのか、勉強方法は夜型なのか、試験前日は早く寝るタイプなのか、寝てしまうことが不安に思うタイプなのか、音楽を聴きながら勉強したいタイプなのか・・・などなど言い出せばきりがありませんが、私は、高校時代なぜか試験前に限って本が読みたくなったり、読まなくても良いマンガを読まないと勉強ができませんでした。親から勉強しなさいと言われたらする気がなくなったり。定期考査前は、よく暗記ができるのに、受験勉強はなぜかはかどらない。なぜなんだろう・・と、とても不思議で仕方ありませんでしたが、脳科学的には極めて正常らしいです。高校時代に教えて欲しかったですが・・・とにかく自分を知るために、自分に合った学習スタイルを知るために、いろいろと試しながら自分を知り理解することで、そんな自分に自信を持つというか、安心させることがとても大事なんです。不安で、心配で、緊張しすぎたりすると、どうやら脳は萎縮してしまい本当の力が発揮できなくなるようです。だから、そうならないためにも自分を知り、できればその解決方法を知っていれば最高ですよね。緊張した精神状態を解放する方法、解放できなくても緊張を楽しむ方法はあるはずです。私も実はかなりの緊張人間です。人見知りだし、人に声をかけるのも苦手で、いつも緊張しすぎてしまう人間です。試験の前日や当日は必ずお腹が痛くなってしまいます。でも、それをマイナスに思ったり、恥ずかしいことだとは思わずに、そんな風になる自分を認め、「またなったわ。いつものことやから仕方ないな」と思うようにしています。不安に感じたり動じたりすることのないように心掛けています。そして、できるだけ前向きな発想(プラス思考)をするように心掛けています。また、日頃からそういう弱い自分に対抗するために心がけているのは、毎日頑張って、勇気を持って人に接することです。自分から進んでする元気良い挨拶も私自身を強くしてくれているアイテムの一つです。

 実は、私が今、話していることを、この春卒業し、見事東大に現役で合格した42回生の森川君が進路の手引きの中の合格体験記で記述しています。彼は、自分の武器を知り、戦い方を知ることで自分に自信を持つことができると言っています。彼はまた、君たち後輩に向けて、「そのために、重要なのは、時間があるうちに様々なことを試すことであり、自分が無理なく続けられる方法を探し出す」ことが重要であるといっています。
 もう一人、印象に残ったのは、山口大学に合格された40回生の井口君のメッセージで、「相生高校では毎日のように小テストがありますが、小テストは合格を目標にしていても全く意味がないことを、3年生になってとても実感しました」というものです。小テストは合格できたらホッとして、「はい!終わり」では無く!継続して繰り返し覚えることで自分のものにしていくことが重要だと・・・
 このように、実は、進路の手引き(別冊)の先輩の合格体験記には、人それぞれのいろんなパターンがあるので、とても参考になりありがたいです。自分に合わない先輩のは、申し訳ないですが、飛ばして次へどんどん進めば良いです。体験記はたくさんあるので、読むのにしんどくなります。でも途中でやめてしまったら、本当に出会いたい体験記に出会えないかもですよ。ぜひ夏休み中に目を通してみてください。
 では皆さん、コロナ対策を忘れず、どうやらオリンピックもありそうですが、テレビに釘付けになりすぎずに、どうか有意義な夏休みを過ごしください。
 全員が無事に二学期の始業式を迎えてくれることを切に願い式辞とします。

職業ガイダンス

 期末考査最終日の7月7日に、1年生対象の職業ガイダンスを行いました。今年は、相生市立那波中学校・山手幼稚園、社会福祉法人愛老園、読売新聞、JTB、JAあいおい、神戸電子専門学校、赤穂中央病院、山陽特殊製鋼、積水ハウス、グローリーなど15の講座を用意し、生徒たちは自分が興味を持っている分野を選び講義を聴きました。
 講師の方々からは、ビデオやパンフレットを使い、毎日の仕事の内容、やりがい、必要な知識・技能、仕事を選んだ理由、苦労話、高校時代にすべきことなど、具体的にお話をして下さいました。1年生はまだ高校に入学したばかりですが、2学期に入ると文理選択も控えているので、生徒たちは真剣なまなざしで話に聞き入っていました。今回の講義を将来の職業選択の一助として欲しいと思います。

生徒会役員認証式

2021.5.12(水)6限
44回生の生徒会役員認証式を行いました。
新・旧の生徒会役員のみ体育館に集まり、他の生徒はホームルーム教室でライブ配信による認証式を視聴しました。

はじめに、校長先生から新生徒会役員一人一人に認証状が渡された後、校長先生から新生徒会に訓辞をいただきました。

次に、前生徒会長から挨拶がありました。生徒会長として過ごした日々の中での不安だったことや楽しかったこと、成長したこと、そして、新生徒会役員へのエールをお話ししてくれました。

その後、旧生徒会から新生徒会へ腕章の引き継ぎがあり、最後に、新生徒会長から挨拶がありました。

旧生徒会のみなさん、本当にお疲れ様でした。
新生徒会のみなさん、がんばってください。期待しています。