令和元年度3学期終業式

 皆さん、おはようございます。今年度の3学期の終業式をこのような形式で行わなければならないことはまことに残念です。
 精一杯のお話をしますので、よく聞いてください。
 まず、2月28日の卒業式は全員マスクを着用という光景でしたが、来賓や保護者の方々から「素晴らしい」と褒めていただきました。ありがとうございました。来年は、また再来年は皆さんが在校生にお祝いいただけるように相高生として後輩たちに模範を示してほしいと思います。
 また、卒業生は国公立大学の入学試験を終え、続々と合格の報告を受けているところです。
 次に、皆さんです。3月3日から20日間、臨時休業が続きます。この間、どのような生活を送ってきたでしょうか。最初のうちは休校と聞いて「嬉しいな」という感想を持ったかもしれません。しかし、だんだんと学校に行かない、行けないということがこんなに大変なことだという思いに変わってきたと思います。
 さて、3学期の始業式に、エイミー・モーリンさんの「メンタルの強い人」の話をしました。「時間を無駄にしない。孤独を怖がらない」ということでした。この20日間いかがでしたでしょうか。
 通常の長期休業であれば、当然補習や部活動などで、登校することがあるでしょう。しかし今回は、補習も部活動も自粛と言うことで、これまで頑張ってきた皆さんにとっては大変つらい思いをしたと思います。
 普段当たり前に存在しているものが、なくなってみて、その存在のありがたみを思い知るものです。
 病気をした人ほど、健康のありがたみが身にしみます。先生方も生徒の皆さんがいないことで、どれだけ寂しい思いをしてきたことでしょうか。毎日、通信を発行し続けられた、その思いは計り知れません。
 今回の臨時休業は確かにピンチです。しかし、皆さんならこれをチャンスに変えていくことができると信じます。明けない夜はありません。止まない雨もありません。通常の学校活動が始まったときから、そのありがたさを感じつつ、これまでの休業分を取り返すために、集中して学業に部活動に取り組んでいきましょう。

兵庫県立相生高等学校長 小西信吾

第41回卒業証書授与式

 2月28日(金)、第41回卒業証書授与式を挙行しました。
 ご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を賜り、厳粛な雰囲気のもと、式は始まりました。各担任による呼名の後、代表の萬代里菜さんに卒業証書が授与されました。その後、小西校長の式辞に続いて、谷口芳紀相生市長、廣村晋也PTA会長(PTA副会長代読)からご祝辞をいただきました。来賓紹介、祝電・祝詞披露の後、在校生を代表して鷺澤裕生くんが送辞を、卒業生を代表して並木和音さんが答辞を述べました。相生高校で過ごした日々を思い出し、涙する卒業生。卒業生とのたくさんの思い出が蘇り、涙ぐむ在校生。卒業生の成長を感じ、ハンカチで目をおさえる保護者の方々や先生方。そのような感動的な雰囲気の中で、生徒・職員、さらに保護者・来賓の方々にもご起立いただき、校歌を歌い、厳かに式を終了しました。
 3年間の思い出を胸に、祝福を受けた41回生197名が、新しい旅路を歩み出しました。

 早朝や式後にお別れ会をしている部活動、式後も友だちとの別れを惜しんで歓談している卒業生たち、卒業アルバムに友だちや先生からメッセージを書いてもらったり、一緒に写真を撮ったりしている卒業生たちの姿を見ていると、「みんな相高が好きだったんだなぁ」と感じました。
 41回卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。それぞれ「Road」での活躍を応援しています。

相高賞 皆勤賞授与式・記念品贈呈式・同窓会入会式

 2月27日(木)、卒業証書授与式前日に、相高賞 皆勤賞授与式・記念品贈呈式・同窓会入会式を挙行しました。
 相高賞は、様々な分野において本校生の模範となる生徒に贈られる賞です。授与式では、受賞者に校長から表彰状と盾が贈られました。皆勤賞授与式では、第3学年主任から表彰される35名の名前が読み上げられ、代表が校長より表彰状と記念品を受け取りました。

 続いて記念品贈呈式を挙行しました。
(1)卒業生から学校に記念品贈呈
 41回生の皆さんから、卒業記念として、屋外電波時計を贈呈していただきました。大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

(2)PTAから卒業生に記念品贈呈
 卒業生がPTAから、卒業証書を入れて保存する証書フォルダーをいただきました。さらに相高賞授与者には盾を、皆勤賞授与者には電波時計をいただきました。

(3)在校生から卒業生に記念品贈呈
 在校生から卒業生へ、印鑑及び印鑑ケースを贈呈しました。

 最後に、同窓会(相門会)入会式を挙行しました。同窓会副会長の志茂邦彦様(2回生)より、ご挨拶と歓迎の言葉をいただきました。

第43回校内マラソン大会

 2月14日(金)、心配された天気も持ちこたえ、第43回校内マラソン大会を開催しました。
 開会式を行い、相高生体操やランニングで準備運動をした後、スタートを切りました。曲がり角や坂道の多いコースですが、女子は4.5km、男子は8.1kmを走りました。途中、走路の要所要所で安全のために立ち番をしている先生方の声援や、地域の方々の応援に励まされ、生徒たちはゴールを目指して頑張りました。

 本校では例年、マラソン大会に併せてPTAのご協力により炊き出し体験も実施しています。PTAのほか、3年生ボランティアにもご協力をいただき、おいしいとん汁をご用意いただきました。
 その後、体育館にて表彰式を行い、男女上位10名が表彰を受けました。
  女子 1 位   18’30   6 位   19’58
     2 位   18’47   7 位   20’12
     3 位   18’48   8 位   20’19
     4 位   19’30   9 位   20’21
     5 位   19’45   10 位  20’29

  男子 1 位   26’26   6 位   28’35
     2 位   27’19   7 位   28’48
     3 位   27’45   8 位   29’00
     4 位   27’58   9 位   29’07
     5 位   28’02   10 位  29’10

さわやか挨拶運動

 2月7日(金)、この冬最も強い寒波が到来し、気温-2℃の厳寒の中、生徒会(42回生)・1年5組と山手1丁目自治会の方々と共に、相生駅北側・南側ロータリーで「さわやか挨拶運動」を行いました。
 いつもの習慣のように早く来た者から、駅周辺のゴミ拾いを行っています。落ち葉もほとんどなく、さらにゴミが少なくなっていて、街のゴミが少ないと晴れやかな気分です。1カ月に一度ですが、自分たちの街のために何かできるということは、挨拶同様、充実感があります。
 生徒会と1年5組、そして自治会の方の大きな挨拶の声が響きわたる、元気が伝わる「さわやか挨拶運動」でした。

自然科学コース 特別講義「人工知能による診療支援」

 2月6日(木)、42、43回生自然科学コースの生徒を対象に、兵庫県立大学工学研究科 小橋昌司教授より講義をしていただきました。
 講義内容として、①工学技術が医療を支えていること、②現在の人工知能の技術・機械学習について、③遺伝的アルゴリズムや機械学習の紹介、④現在研究されている人工膝関節の手術後の予測やリウマチ診断支援について話されました。
 生徒たちは遺伝的アルゴリズムにより、ブランコの漕ぎ方をコンピュータが学習していく映像を見て、コンピュータが教えられて学習するのではなく、自分で学習していく様子に驚くとともに、その仕組みについて興味を抱いていました。
 講義の最後に、「人工知能を様々な分野に応用し、新しいビジネスを切り開いていける可能性がある。これからの技術の発展にぜひ貢献してほしい。」とのお言葉をいただき、生徒たちは人工知能の可能性に目を輝かせていました。

全校読書会

 2月5日(水)6限、1・2年生が学年・クラスの枠を超えて28の講座に分かれ、読書会を行いました。実施した講座を下表に上げています。一つの本をもとにしてディスカッションを行い、同じ本でも様々な読み方・考え方があると気づき、その作品の奥深さをあらためて感じることができたようです。わずか1時間でしたが、講座毎に趣向を凝らして、充実した読書会となりました。

講座番号図書名著者受講者数
芥川龍之介14
練習球あさのあつこ16
勝とうとするから意味がある阿部夏丸16
夕日の続く道石田衣良15
パニック開高健14
パニック開高健14
ガク物語椎名誠13
狐フェスティバル瀬尾まいこ15
マジック・アワー関口尚15
10灰谷健次郎13
11オツベルと象宮沢賢治15
12チヨ子宮部みゆき15
13高瀬舟森鴎外16
14彼女のアリア森絵都14
15ムーンライト・シャドウ吉本ばなな16
16見つめられる日本吉田ルイ子11
17脳はなにかと言い訳する池谷裕二15
18沈黙の春レイチェル・カーソン14
19銀の匙中勘助13
20それから夏目漱石14
21手紙東野圭吾14
22手紙東野圭吾15
23生きること学ぶこと広中平祐10
24ロウソクの科学ファラデー16
25車輪の下ヘッセ10
26わたしの生涯ヘレン・ケラー13
27点と線松本清張15
28金閣寺三島由紀夫12

3学期始業式

 1月8日(水)が気象警報で臨時休校になったため、翌9日(木)に3学期始業式を行いました。小西校長から次のようなお話がありました。
  以下に、校長式辞の全文を掲載します。

 皆さん、明けましておめでとうございます。年末年始は穏やかな天気でした。良いお正月を迎えられましたでしょうか。
 今年は2020年。東京オリンピック・パラリンピックの年です。感動する楽しみなイベントがあります。彼らはいかにして、そのモチベーションを維持しているのでしょうか。エイミー・モーリンさんが著した「メンタルが強い人がやめた13の習慣」という本が全米で話題となっているそうです。「メンタルの強い人」はそれが最悪の状況だろうと人生最大の危機だろうと、なんとか切り抜ける方法を知っています。誰もがもっている13の思考習慣をやめれば、折れずにしなるレジリエンスな生き方ができる。あなたの一番悪い習慣が、あなたの価値を決めています。メンタルが強くなれば、最高の自分でいられます。いくつかを紹介します。
 
 1 時間をむだにしない。
 2 想定内のリスクを恐れない。
 3 同じ失敗を何度も繰り返さない。
 4 過去について、くよくよしない。
 5 一度の失敗であきらめない。
 6 ひとりの時間を怖がらない。
 
 この本は、著者のメンタルが極限まで弱った時に誕生しました。23歳で母をくも膜下出血のために亡くし、26歳のときに夫が心臓発作で突然逝ってしまうという不幸に見舞われたエイミーさん。愛する人を失って泣き、怒り、仕事を休んでひきこもり、心に決めた。泣きながら残りの人生を過ごすなんて、まっぴらだと。だからこそ、打ちのめされそうな自分を支えるために、いつのまにか染みついた13の習慣をやめることを。
 メンタルが強い人は、それが最悪の状況だろうと人生最大の危機だろうと、なんとかうまくやる方法を知っているタフな人たちです。誰もがもっているこの思考習慣をやめれば、折れずにしなるレジリエンスな生き方ができます。
 ではその、レジリエンスとは?
元々、工学や物理学の世界で使われていた言葉です。物質や物体に対して、外力が加わると変形します。そのとき、どれくらいその力を吸収できるか、元の形に戻ろうとすることができるかということです。その後、生体環境学や社会環境システム、心理学でも使われるようになりました。「ストレスや逆境にさらされても適応し、自分の目標を達成するために再起する力」です。
  レジリエンスの効果は?
  1 集中力高く、パフォーマンスを高めることができる。
 2 より創造的、包括的に問題解決ができる
 3 リスクを特定し、対応する能力を高めることができる。
 4 プレゼン能力を高めることができる。
  5 問題行動が減少する。
 複雑なあれこれに振り回されていようが、とんでもなく不安であろうが、自信がまるでなかろうが、トラウマを抱えていようが、大丈夫です。
さあ3学期が始まりました。それぞれの仕上げの学期です。特に3年生にとっては、相生高校を卒業するという、大きな意味合いを持っています。1・2年生は、次の学年への準備する学期、そして、後輩を迎える進化する相生高校を創り出す準備する学期です。みなさんにとっても成長する大切な時期です。自己決定に向けて、果敢にチャレンジしてください。先生方はしっかりとサポートします。期待し、応援します。

2学期終業式

 12月24日(火)、2学期終業式を行いました。小西校長は、「狩猟・農耕・工業・情報に続く新たな社会Society5.0においてはAIが必要で、AIに取って替わる仕事もあるが、AIによって代替可能性が低い仕事、AIの発展で新しく生まれる仕事もある。将来を見通すことが困難で『正解のない時代』といわれ、不安を募らせているかもしれない皆さんにエールを送る。好きなことをひとつだけやっていても、一生続けられないだろう。好きなことを学び続け、キャリアを重ねながら、好きなことの幅を広げ、強みを増やしていくこと、自分の強みになる要素をできるだけ遠い領域の組み合わせで備えていることが大切。自分の得意分野、専門性とともに未知の領域に向き合い、やったことのないことに自信を持って取り組むことができる力を早い段階から養っておくことが求められる。自己決定に向けて果敢にチャレンジしてほしい」と話されました。(校長挨拶の全文はこちらに掲載しています。)
 表彰伝達に引き続き、臨時生徒総会が開かれ、女子の制服について、服装規定の改定が拍手をもって承認されました。その後、中村生徒指導部長のお話がありました。①アフガニスタンで長年、医療活動や灌漑事業に従事された中村哲さんの功績を「一隅を照らす」という言葉を使って紹介し、自分の置かれた場所で最善を尽くすことが大切。人のために一生懸命できる人間に成長してほしい。②傍観者にならず、「ダメことはダメ」と言える人間関係をつくろう。相高をいじめのない学校にしよう。③交通事故が多い。ルールを守って、事故に気をつけてほしい、以上三点でした。