合格体験発表会

 3月19日(火)に1・2年生を対象に、この春に卒業した40回生10名を招き、合格体験発表会を開催しました。大学に合格したばかりの先輩から体験談を直接聞くことで、受験や勉強に対するモチベーションを高めることを目的としています。
 先輩からは「模試の判定が悪くても、決してあきらめず最後まで頑張ってほしい」「模試は復習こそが大切」「基礎基本を大切に」「志望校を簡単にあきらめない」「先生方を信じて」「授業をしっかり活用していこう」「どんどん先生に質問しよう」「英語は強力な武器になる」「部活動は最後までがんばろう」「小テストでは満点を目指そう」といったアドバイスをもらいました。1年後、2年後の合格を目指して頑張ってほしいと思います。

第40回卒業証書授与式

 2月28日(木)、第40回卒業証書授与式を挙行しました。
 多数のご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を賜り、厳粛な雰囲気のもと、式は始まりました。各担任による呼名の後、代表の迫綾香さんに卒業証書が授与されました。その後、西校長の式辞に続いて、谷口芳紀相生市長、佐伯敦PTA会長からご祝辞を頂きました。来賓紹介、祝電・祝詞披露の後、在校生を代表して井上泰壱くんが送辞を、卒業生を代表して坂本百花さんが答辞を述べました。相生高校で過ごした日々を思い出し、涙する卒業生。卒業生とのたくさんの思い出が蘇り、涙ぐむ在校生。卒業生の成長を感じ、ハンカチで目をおさえる保護者の方々や先生方。そのような感動的な雰囲気の中で、しめやかな式歌(仰げば尊し、螢の光)斉唱の後、生徒・職員、さらに保護者・来賓の方々にもご起立頂き、全員で力強く校歌を歌い、厳かに式を終了しました。
 3年間の思い出を胸に、祝福を受けた40回生190名が、新しい旅路を歩み出しました。

 早朝や式後にお別れ会をしている部活動、式後も友だちとの別れを惜しんで歓談している卒業生たち、卒業アルバムに友だちや先生からメッセージを書いてもらったり、一緒に写真を撮ったりしている卒業生たちの姿を見ていると、「みんな相高が好きだったんだなぁ」と感じました。
 40回卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今後の「躍動」を応援しています。

相高賞 皆勤賞授与式・記念品贈呈式・同窓会入会式

 2月27日(水)、卒業証書授与式前日に、相高賞 皆勤賞授与式・記念品贈呈式・同窓会入会式を挙行しました。
 相高賞は、様々な分野において本校生の模範となる生徒に贈られる賞で、今年度から授与しているものです。授与式では、受賞者に校長から表彰状と盾が贈られました。皆勤賞授与式では、第3学年主任から表彰される29名の名前が読み上げられ、代表が校長より表彰状と記念品を受け取りました。

 続いて記念品贈呈式を挙行しました。
(1)卒業生から学校に記念品贈呈
 40回生の皆さんから、卒業記念として、ジェットヒーターを贈呈していただきました。食堂や体育館で大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

(2)PTAから卒業生に記念品贈呈
 卒業生がPTAから、卒業証書を入れて保存する証書フォルダーをいただきました。さらに相高賞授与者には盾を、皆勤賞授与者にはペーパーウェイトをいただきました。

(3)在校生から卒業生に記念品贈呈
 在校生から卒業生へ、印鑑及び印鑑ケースを贈呈しました。

 最後に、同窓会(相門会)入会式を挙行しました。同窓会副会長の志茂邦彦様(2回生)より、ご挨拶と歓迎の言葉をいただきました。

第四十回卒業式式辞

 「岩注ぐ 清水も春の 声立てて うちや出でつる 谷の早蕨」
 かの有名な歌人、藤原定家は、長い冬を終え、漸く訪れた春の喜びをこのように詠っています。自然の営みは実に確かで、相高坂の木々も生命の兆しを内に抱き、窓越しに差し込む光も、日増しに柔らかさを増して、春の訪れが近いことを予感させます。
 本日は、相生市長 谷口芳紀様、相生市教育長 浅井昌平様 同窓会長 芦谷得夫様をはじめ、多くのご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を賜り、このように盛大かつ厳粛に本校第四十回卒業証書授与式を挙行できますことに心から感謝いたしますとともに厚くお礼申し上げます。
 四十回生の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただ今卒業証書を授与いたしました一九〇名の皆さんに、本校教職員を代表して、心からお祝いを申し上げます。
 教育においては、「不易流行」ということが言われます。皆さんは入学以来、本校の「不易」の部分、人づくりの基盤をなす質実剛健の気風のもと、進路実現を目指して飽くなき濃密で充実した時間を過ごしてきました。一方で、「流行」の部分、豊かな人間性と、グローバル化時代に求められる主体性や協働性などを育むさまざまな教育活動に溌剌として情熱を注いできました。そうした皆さんのひたむきで真摯な、そして学年通信のタイトルが象徴する「躍動」する姿は、潮海邦彦学年主任の「めらめらと燃える」思いの具現化そのものであり、その思いはそれぞれの未来を切り拓く基盤として皆さん一人一人の心の中に息衝き、大きな支えとなることを強く確信しています。
 さて、近年、「世界はVUCA(ブーカ)ワールドとなった」と言われます。「VUCA」と書いて「ブーカ」と読みます。Volatility(ボラティリティ)=変動性、Uncertainty(アンサーティンティ)=不確実性、Complexity(コンプレクシティ)=複雑性、Ambiguity(アンビギュイティ)=曖昧性、これらの頭文字を並べた造語が「VUCA」=「ブーカ」です。これらの言葉が象徴するかのように、イギリスのEU離脱や、トランプ氏のアメリカ大統領就任など、既成の枠組みに対する民衆の危機感や不安が一つの形となってポピュリズムが台頭し、国際政治は流動化を増すばかりです。また、社会は「狩猟」「農耕」「工業」「情報」に続く、第5世代の「ソサエティー5.0」と言われる技術革新の時代に向かっています。それが証拠に、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、これらの頭文字を並べた「GAFA」=「ガーファ」といった、数十年前には予想だにしなかった新たな職域を持つ企業が世界中を席巻しています。一方で、地球温暖化を背景とする甚大なメガ災害は、毎年規模を増大させながら次々と容赦なく襲ってきます。
 このように、先を予測することが非常に困難で、不安定・不確実・不透明な状況にあっても、自分の拠って立つ基軸を見失うことなく、しっかりと地に足を据えて生き抜いてほしいと思います。その意味において、今後特に大切にしてほしい三つの基軸を皆さんに伝えて餞別にしたいと思います。
 一点目は、大きな志を持ち続けてほしいということです。
 苦境に陥った時、それに屈せず乗り越えるための気力の根幹を成すものは高い志であり、それは人間性を高めるものでもあります。幕末に活躍した吉田松陰は、「志のない人間は、魂のない人間に等しい」と言ったそうですが、志を立てることは、人として人らしく生きるための原点ともなります。松陰の言う志とは、世俗的な意味での立身出世ではなく、国家の危機を救うほどの大きなものです。松陰の時代と今とでは時代背景は大きく異なりますが、今日のように変化の著しい多様化した社会においてこそ、志の高い、展望のきいた人材が求められているのです。
 二点目は、挑戦する勇気を持ち続けてほしいということです。
 「才能はたいていの人が持っている。大切なのは、才能のあるなしではなくて、それを発揮するエネルギーがあるかどうかだ」と言ったのはアニメーション作家の宮崎駿氏です。人には無限の可能性と創造力があると言われます。それを発揮するには、無論、知識や経験、環境などさまざまな条件が必要ですが、何よりその原動力となるのは、エネルギー、つまり挑戦する勇気です。現状を受け入れてそれに甘んじてしまえば、それ以上の成長は望めません。困難に直面した時、考えに考え抜いて挑戦し続ければ必ず道は拓けます。いかなる状況に置かれようとも、挑戦する勇気を持ち続け、自らの道を自らの力で切り拓いていってください。
 三点目は、感謝の気持ちを持ち続けてほしいということです。
時に厳しく諭し、時に温かく見守ってくださった先生方、三年間ここ相高で同じ時空を共有し、喜びも悲しみもともに分かち合ったかけがえのない四十回生の仲間、いつも大きな愛情で包み、陰から支え応援してくれた家族、そして地域の方々。皆さんが今日、卒業の日を迎えることができたのは、もちろん、皆さんの弛まぬ努力によるのですが、その裏にはこうした多くの方々の励ましやご支援があったからこそです。「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」、これはアメリカの実業家、スティーブ・ジョブズ氏の言葉ですが、感謝の気持ちを決して忘れることなく、心豊かに生きてください。
 保護者の皆様に、この場を借りまして一言申し上げます。この三年間、本校の教育方針をご理解いただき、ご協力賜りましたことに厚くお礼申し上げます。お子様は、大きく、立派に成長され、今日この学び舎から巣立っていかれます。この十八年間、言葉には尽くせぬほどのご苦労があったこと、また春から親元を離れていくことに一抹の不安と大きな寂しさを感じておられることと推察いたしますが、今日この日を迎えられ、心からお慶びとお祝いを申し上げます。今後とも引き続き、本校に対して変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、不思議な縁でここ相高に集い、ともに育くんだ校訓「自律・創造・敬愛」の精神。この精神を深く胸に刻んで、皆さん一人一人の「躍動」する姿が母校の喜びや励みになることを、そして四十回生全員の力になることを忘れず、命を大切に、自信と誇りをもって、悔いのないすばらしい人生を歩んでいかれることを祈念しています。
 「別れをば 山のさくらに まかせてむ とめむとめしは 花のまにまに」
 卒業生の皆さんに限りない惜別の思いを残しつつ、その洋々たる前途を祝して、式辞といたします。

平成三十一年二月二十八日  兵庫県立相生高等学校長  西 茂樹

1月18日(金)4限 40回生センター試験激励会

 1月19日(土)、20日(日)に関西福祉大学で実施される大学入試センター試験に向けて激励会を行いました。本番において持てる力を存分に発揮できるように、校長先生、進路指導部長、学年進路担当、学年主任から、激励の言葉、アドバイス、当日の諸注意をいただきました。その後、スライドショーを見て、これまでの高校生活を振り返り、毎年恒例になっている、学年の先生からの力いっぱいの激励を受けました。先生たちの掛け声に合わせて、学年の生徒たち全員が張り裂けんばかりの力強い声で返し、体育館全体が大いに盛り上がりました。この勢いで、センター試験でしっかりと頑張ってくれることを期待します。

新年を迎えて

校長 西 茂樹

 本校ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 2019年、「亥」年を迎えました。この「亥」年は、完成した自己がさらに次の高い段階を目指して準備する年、知識を増やし精神を育てるなどの自己の内部をさらに充実させるのに良い年、とされています。生徒達一人一人が自己をさらに高め、大きく成長する年であってほしいと願っています。
 さて、3学期始業式において、生徒達に次のようなメッセージを送りました。

 皆さんは「マインド・セット」という言葉を聞いたことがありますか。聞いたことがある人は手を上げてください。では、「マインド・セット」とはどのような意味だと思いますか。「マインド・セット」とはビジネス用語で、「考え方の基本的な枠組み」を意味します。分かりやすく言うと、物事に対して取り組む姿勢、心構え、覚悟などを表す言葉が「マインド・セット」です。
 この「マインド・セット」という言葉をよく聞くようになったのは、3年前の世界ラグビーで日本が優勝候補の一つ、世界ランク3位の南アフリカに勝利したことによります。この勝利は、番狂わせはないと言われるラグビー界にあって、「歴史的大事件」「奇跡の勝利」「史上最大の番狂わせ」などと言われました。
その時、日本のヘッドコーチであったエディ・ジョーンズ氏は、勝因を「選手のマインド・セットを世界に通用するように変えることができたからだ」と発言しました。
 エディ・ジョーンズヘッドコーチがコーチに就任した当初に感じたことは、日本の選手がネガティブな考え方しかしないこと、すぐに言い訳をすること、戦う前から実力を低く見て負けを認めていることでした。「日本人には Can’t do(できない)意識があり、それをCan do(できる)意識に変えないといけない」と思ったそうです。そこで彼が指導したことは、Can’t do(できない)意識を排除し、Can do(できる)意識を植え付けること、そのために「Japan Way」(日本流)を繰り返し言い続けて信じさせること、その「Japan Way」(日本流)は日本の強みである、常にパスをつないでボールを動かすことでした。外国の真似をしたのではダメ、相手に合わせてスタイルを変えたのではダメ、なぜならそれはCan’t doを前提としているからです。
 つまり、「強みを把握して、それを最大限に活かす」ということを徹底した、そうすれば勝てると信じて選手たちが努力し続けた、その努力も裏を返せば「勤勉」という日本人の強みを活かすことに他ならなかったのです。この話を聞いたとき、私は「なるほど」と納得してしまいました。皆さんの強みは何ですか。
 私達がエディ・ジョーンズヘッドコーチから学ぶことはたくさんあるように思います。よくポジティブシンキングと言われたりしますが、Can do(できる)意識を持って何事にも取り組んでほしいと思います。そのためにはまず「自分の強み」は何なのか。どうしたらそれを最大限に活かせるのか、ぜひ一度考えてみてください。そして、Can do(できる)と繰り返し自分に言い聞かせ、自分の強みを伸ばす努力をしてください。きっと「歴史的大事件」が起こるはずです。
 最後に、1・2年生は1年間の仕上げとして3学期をしっかりと締めくくってくれること、3年生は全員が受験を乗り越えて人生の新たな門出を晴れやかな気持ちで迎えてくれること、そして今年が皆さん一人一人にとって「歴史的大事件」が起こるすばらしい年となることを祈念して式辞とします。

 3年生はいよいよセンター試験です。今は不安と緊張の日々が続いていることかと思いますが、体調を崩す生徒が一人も出ず、それぞれの努力が結果に結びついてくれることを切に願うばかりです。センター試験激励会では、「Can do」、この言葉をエールとして送りたいと思っています。

2学期を終えて

校長 西 茂樹

 本校ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。早いもので2学期が、そして平成30年が終わろうとしています。数件の交通事故はありましたが、大事に至らず、皆元気に登校してくれました。
 3年生は推薦入試で国公立大学や難関私立大学に多数合格するなど、好結果を出してくれています。年明けのセンター試験、私大入試、国公立大2次試験と、引き続きその頑張りに期待しているところです。2年生は北海道へのスキー修学旅行が近づき、その準備に入っています。修学旅行が終わるといよいよ受験生です。1年生はこの1年間で高校生として精神的にも肉体的にも随分たくましくなりました。新入生のよき模範となってくれるものと確信しています。
 さて、12月21日(金)に2学期終業式を行いました。その際、生徒達に話したことを記します。

皆さんおはようございます。早いもので、2学期が終わり、2018年が終わります。先日、2018年の漢字が発表されましたが、どんな漢字か知っていますか。そう、「災」です。地震、台風、豪雨、猛暑など、今年の出来事を象徴する漢字が「災」であるとして「災」に決まったようです。皆さんは自分にとってのこの1年をどんな漢字で表しますか。
 ところで、近年、2人に1人が癌になる時代です。その克服は全人類の悲願でもあります。そんな中、「最も人の役に立てる仕事」として医学の道に進んだ京都大学の本庶佑教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。体内の異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を突き止め、癌の免疫治療薬の開発に道を切り拓いたことが評価されたものです。実際に、免疫力を強めて体内の異物を攻撃し、7種類もの癌を排除する新薬が開発されました。これまでの癌治療は外科手術、放射線治療、抗癌剤治療が中心でしたが、「免疫によって癌を治す」という第4の治療法が確立され、多くの人の命を救えるようになりました。本庶教授は、「癌が脅威でなくなる日が、遅くとも今世紀中に訪れる」と語っています。一日も早くその日が訪れることを願っています。ちなみに、この研究は、世界初の抗生物質ペニシリンの発見にも繋がると考えられています。
さて、本庶教授は、非常に好奇心旺盛で、納得できるまで調べ尽くす頑なさを持っていたそうです。その本庶教授ですが、時代を変えるには6つの「C」が必要であると語っています。英語表記で「C」で始まる6つの「C」とは何だと思いますか。
①好奇心=Curiosity   ②勇気=Courage    ③挑戦=Challenge
④確信=Conviction    ⑤集中=Concentration ⑥継続=Continuation です。
本庶教授は、「好奇心Curiosityを大切に、勇気Courageを持って困難な問題に挑戦Challengeし、必ずできるという確信Conviction をもち、全精力を集中Concentration させ、諦めず継続Continuationすることで、時代を変えられる」と語っています。すばらしい姿勢ですね。
本庶教授は、今回の発見を「偶然」「幸運」と言っていますが、同じく、医学者でもあるフランスのパスツールが「偶然は準備のできていない人を助けない」と言っているように、まさにこの姿勢こそが「準備」であり、この姿勢を貫けたからこそ「必然」となってノーベル医学生理学賞に繋がったのだと思います。
今の皆さんに欠けているのは、この6つの「C」のうち、どれでしょうか。本来、時間の流れの中に切れ目はないのですが、日本には節目・節目に切れ目を設けて気持ちも新たに事に励もうとする風習があります。幸いなことに、「新年」「元旦」という節目を迎えます。この機会にしっかりと自分を顧みて、自分に欠けているものを見つめ直し、心機一転、気持ちも新たに「頑張る」節目としてほしいと思います。
最後に、明日から冬休みに入りますが、明日の自分が今日の自分より成長した自分であり得るよう、充実した時間を過ごしてください。そして、生活のリズムを崩さないよう、しっかりと自分を律し、相高生としての自覚を持って過ごしてほしいと思います。3年生は進路実現に向けて最後の踏ん張りどころです。本庶教授の言葉のように、「合格したいという思いを大切に、勇気を持って挑戦し、必ず合格できるという確信をもち、全精力を集中させ、諦めずに努力を継続すること」で、必ず合格を勝ち取れるはずです。そう信じて頑張り抜いてください。
 それでは、1月8日にこうして全員が元気に登校してくれること、来年が皆さんにとってすばらしい1年となることを祈念して、式辞とします。

 皆様もどうぞよい年をお迎えください。

グローバル語り部 国際理解講演会

元オリンピック出場陸上競技選手 小林 祐梨子氏

2018年11月16日(金)

 1500m日本記録保持者で、北京オリンピック5000mに出場された経験から、どのようにして自分の夢を実現させていったのかを詳しく教えていただいた。
 夢を達成するには、まず、目標を設定することが大切だということ。そして、その大きな目標に対して、1ランク下の目標、さらにもう少し小さい目標を掲げ、それに向かって、あきらめず、粘り強く努力を継続することが大切だということを教えていただきました。
 そして、夢をかなえるためには周りの人の協力が必要であるということ。仲間、ライバル、家族、恩師など様々な人との出会いがあり、その人々の支えのおかげで自分は頑張れる、という感謝の気持ちが大切であること。人間は一人では何もできない、支え合うことにより色々なことができるようになるということを、たくさんのエピソードを交えて教えてくださいました。
 最後に、夢が大きいか小さいかは関係ないので、自分のしたいこと、できることを見つけ、それに向かってあきらめず、努力し続けることが大切であると締めくくられ、生徒たちのこれからの生き方に一つの指針をいただくことができました。

第40回相高生フォーラム

 11月14日(水)、午後、生徒会文化委員会の主催で第40回相高生フォーラムを開催しました。1・2年の代表3名ずつが、人権に関するスピーチを行う、いわゆる人権に関する弁論大会です。今年も身近な話題から社会で問題になっていることまで幅広く取り上げられて、生徒自身も真剣に考えさせられる内容でした。結果は、最優秀賞が2年3組並木和音さんの「多様性と権利」、優秀賞が2年5組の山本紗希さんの「ドナーカードについて考える」でした。
 フォーラムの審査の間に、交通安全教育を兼ねて「その自転車の運転危険です!交通事故を検証する」というDVDを視聴しました。本校生も先月2件交通事故が起こっているので、生徒指導部長より、他人ごとではなく自分のことと考え、かけがえのない命の大切さをしっかり考えるように話されました。映像も実際に起こりうる内容で、スマホを操作しながらの運転はいかに危険かよく理解できました。

相高生フォーラム挨拶

 本校の伝統的行事の一つ、それが相高生フォーラムです。人としての「生き方」「在り方」をテーマに、6名の弁士が自らの思いや考えをスピーチしてくれます。
 ところで、弁論は自分の書いた論文をただ発表するだけの場ではありません。目的は自らの思いや考えを聴衆に訴え、聴衆を納得・感化させることですから、何よりもまず結論が明快で説得力があり、聴衆に分かりやすく伝わることを重視しなければなりません。目で文章を読めば分かることでも、聞いて容易に分かるとは限りません。
 また、スピーチの技法にもいろいろあります。身振りや手振りを使うこと、同じ声調で読むのではなく特に伝えたいところに抑揚をつけることが特に重要です。実際に分かりやすく伝えるために弁士がどのような工夫をしているかに注目するのも、弁論の楽しみ方の一つです。
 言うまでもなく、よい弁論を成立させるためには、聴衆である皆さんの真剣な眼差し・頷き・相槌・笑顔といった態度も重要となります。また、通常の弁論大会では主張に対する賛同の声ばかりでなく、異論・反論・批判・疑問などを直に投げかけるものも良しとされています。
 このようにして、弁士と聴衆の相互交流をもとに互いに知見・教養を発展させる場として、すばらしい相高生フォーラムとなることを期待しています。