合格体験発表会

 3月15日(木)に2年生を対象に、この春卒業した39回生5名を招き、合格体験発表会を開催しました。大学に合格したばかりの先輩から体験談を直接聞くことで、40回生の受験に対するモチベーションを高めることを目的としています。
 先輩からは「模試の判定がE判定であっても、決してあきらめず最後まで頑張ってほしい」「夏休みは8~15時間勉強した」「スマートフォンは時間を決めて使用した」「志望校を簡単にあきらめない」「先生方を信じて」「授業をしっかり活用していこう」「面接指導を学校でしっかりしてもらった」「家ではなく学校で主に勉強した」「部活動は最後までがんばろう」「小テストは大切に」「隙間時間をしっかり活用」「部活動と両立するため朝早く起きて勉強した」といったアドバイスをもらいました。来春の合格目指して頑張ってほしいと思います。

第39回卒業証書授与式

 2月28日(水)、第39回卒業証書授与式を挙行しました。
 多数のご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を賜り、厳粛な雰囲気のもと、式は始まりました。各担任による235名の呼名の後、代表の玉田航貴くんに卒業証書が授与されました。その後、西校長の式辞に続いて、谷口芳紀相生市長、谷川育久PTA会長からご祝辞を頂きました。来賓紹介、祝電・祝詞披露の後、在校生を代表して坂本百花さんが送辞を、卒業生を代表して高橋明日香さんが答辞を述べました。相生高校で過ごした日々を思い出し、ハンカチで目をおさえる卒業生。卒業生とのたくさんの思い出が蘇り、涙する在校生。卒業生の成長を感じ、涙ぐむ保護者の方々や先生方。そのような感動的な雰囲気の中で、しめやかな式歌(仰げば尊し、螢の光)斉唱の後、生徒・職員、さらに保護者・来賓の方々にもご起立頂き、全員で力強く校歌を歌い、厳かに式を終了しました。
 3年間の思い出を胸に、祝福を受けた39回生235名が、新しい進路に向けて歩み出しました。

 早朝や式後にお別れ会をしている部活動、式後も友だちとの別れを惜しんで歓談している卒業生たち、卒業アルバムに友だちや先生からメッセージを書いてもらっている卒業生たちの姿を見ていると、「みんな相高が好きだったんだなぁ」と感じました。相高生のすばらしい姿に心和む一日でした。
 相生高校で学んだ様々なことをこれからの人生に活かしてほしいと願います。
 39回卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今後の活躍を応援しています。

卒業式式辞

校長 西 茂樹

 「木は欣欣として以て栄ゆるに向かい、泉は涓涓として始めて流る」
 中国の詩人陶淵明は、長い冬を終え、漸く訪れた春の喜びを『帰去来辞』でこのように詠っています。自然の営みは実に確かで、校庭の木々も生命の兆しを内に抱き、窓越しに差し込む光も、時折はっと思うほどに柔らかく、春がすぐそこまで来ていることを予感させます。
 本日は、相生市長 谷口芳紀 様 相生市教育長 浅井昌平 様をはじめ、多くのご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を賜り、このように盛大かつ厳粛に本校第三十九回卒業証書授与式を挙行できますことに心から感謝いたしますとともに厚くお礼申し上げます。
 三十九回生の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただ今卒業証書を授与いたしました二三五名の皆さんに、本校教職員を代表して、心からお祝いを申し上げます。
 皆さんにとって本校三年間の一番の思い出は何でしょうか。勉学、部活動、学校行事、相高坂、中には学年通信「翔る」を挙げる人もいるでしょう。この「翔る」には三年間の本校での学びを礎に、将来地域のリーダー、日本のリーダー、世界のリーダーとして大きく羽ばたいてほしいという岸本由樹学年主任を始め、学年団の先生方の熱い思いが込められています。その期待に応えるかのように、皆さんは濃密で充実した時間を過ごし、大きく逞しく成長しました。「人は変わる」「まだまだ伸びる」を合い言葉に、「チーム三十九回生」として何事にも妥協を許さず一丸となって全力で取り組んできた皆さんの溌剌としてまばゆいばかりに輝いたその姿は、確と私の目に焼き付いています。
さて、皆さんが生き抜くこれからの時代には、どのような社会が待ち受けているのでしょうか。
 人生八十年時代と言われる中で、皆さんが高校生活を送られたわずか三年間を例に挙げても、入学の年には、「安心してください」というフレーズが流行語になるほどに、テロ事件などによる社会不安、マンション傾斜問題などによる生活不安が襲ってきました。翌年には、イギリスのEU離脱や、トランプ氏のアメリカ大統領就任など、既成の枠組みに対する民衆の危機感や不安が一つの形となり、「トランプ現象」とも言われてポピュリズム、いわゆる大衆迎合主義が台頭しました。そして昨年は、世界情勢が一層不安定さを増す中で、国内でも数々の疑惑や不祥事が相次ぎました。
 加えて、世界各地で頻発する甚大な自然災害、地球規模で進行している深刻な環境問題など、時代は必ずしも明るいものばかりではなく、寧ろ、流動的で先の読めない不透明感が漂い、多くの課題が山積しています。これらの難題は、私達一人の努力では如何ともしがたく、人と人、国と国が相互に助け合い、励まし合い、支え合っていかなければ解決できないものばかりです。これからは、グローバルスタンダードを基盤とした意思決定が益々重要になってきます。それぞれの価値観や文化、生活習慣の違いなどを超えて、互いを認め合いながら共生していくための社会づくり、システムづくりが不可欠になってきます。
 こうした状況下にあって、私が日頃感じていることの中から、特に三つのことをお願いし、皆さんへの餞別にしたいと思います。
  一点目は、生きる上でのしっかりとした目標と強い意志を持ち続けてほしいということです。
「諦めない力と忍耐力があれば、どんな困難をも打ち破り、どんな障害物をも消し去るほどの魔法のような力が湧いてくる」と言ったのは、アメリカ第六代大統領ジョン・クインシー・アダムズです。目標を達成するための絶対条件は諦めない強い意志だ、と言いたいのだと思います。やり遂げたい目標を持っている人には、必ずと言っていいほど、次々と苦難が立ちはだかるものです。そんな時こそ、具体的な行動目標を設定し、自分の座標軸をしっかりと見据え、不退転の意志を持って、挫けず倦(う)まず努力を続けてほしいと思います。「今を生きる」とは強い意志を持つこと、決して尽きることのない燃えたぎるような情熱を忘れないことだと肝に銘じてください。
 二点目は、挑戦する勇気を持ち続けてほしいということです。
人には無限の可能性と創造力があると言われます。それを伸ばすには、無論、知識や経験、環境などさまざまな条件が必要ですが、何よりその大前提となるのは、行動力です。遺伝子を使った医療技術の実用化が期待される中で、妻であり、母でありながらも、研究に勤しみ、働く女性という環境に身を置いて、世界初の遺伝子解析用DNAコンピュータの試作機を完成させた唐木幸子さんは、その著書の中で、「やりたいことが明確ならば、本気になって挑戦する勇気さえあれば、できない環境ぐらい、必ず打破できる」と語っています。挑戦する勇気を持ち続け、自らの道を自らの力で切り拓いていってください。
 三点目は、感謝の気持ちを持ち続けてほしいということです。
時に厳しく諭し、時に温かく見守ってくださった先生方、三年間ここ相生高校で同じ時空を共有し、悲しみは半分に、喜びは何倍にもしてくれたかけがえのない三十九回生の仲間、いつも大きな愛情で包み、陰から支え応援してくださった家族、そして数々のご支援をいただいたPTA、同窓会、相生市を始めとする地域の方々。皆さんが今日、卒業の日を迎えることができたのは、もちろん、皆さんの弛まぬ努力によるのですが、その裏にはこうした多くの方々の励ましやご支援があったからこそです。「感謝の気持ちは幸福の安全弁」と言ったのは松下幸之助氏ですが、感謝の気持ちを忘れることなく、心豊かに生きてください。
 保護者の皆様に、この場を借りまして一言申し上げます。皆様の大切なお子様をお預かりし、教職員一丸となって全力で取り組んで参りましたが、期待に応えられたのかどうか、忸怩たる思いもありますが、私どもの教育方針をご理解いただき、ご協力賜りましたことに心からお礼申し上げます。また、お子様を大切にはぐくみ育ててこられた皆様方には、この十八年間、言葉には尽くせないほどのご苦労があったことと推察いたしますが、今日この日を迎えられ、心からお慶びとお祝いを申し上げます。今後とも引き続き、本校に対して変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、縁あってこの相生高校の学び舎に集い、ともにはぐくんだ校訓「自律・創造・敬愛」の精神。この精神を深く胸に刻んで、卒業生の皆さん一人ひとりの活躍が母校の喜びや励みになることを、そして三十九回生全員の力になることを決して忘れず、命を大切に、自信と誇りをもって、悔いのないすばらしい人生を歩んでいかれることを祈念しています。
 行くなれと とどまる我と 春二つ
 卒業生の皆さんに限りない惜別の思いを残しつつ、その洋々たる前途祝して、式辞といたします。

皆勤賞授与式・記念品贈呈式・同窓会入会式

 2月27日(火)、卒業証書授与式前日に、皆勤賞授与式・記念品贈呈式・同窓会入会式を行いました。
 皆勤賞授与式では、第3学年主任から皆勤賞受賞者38名の氏名が読み上げられ、代表が校長より表彰状を受け取りました。

 続いて、記念品贈呈式を行いました。
(1)卒業生から学校に記念品贈呈
 39回生の皆さんから、卒業記念として、ジェットヒーターを贈呈していただきました。食堂や体育館で大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

(2)PTAから卒業生に記念品贈呈
 卒業生がPTAから、卒業証書を入れて保存する証書ホルダーをいただきました。さらに皆勤賞受賞者は、温度計付き電波時計をいただきました。

(3)在校生から卒業生に記念品贈呈
 在校生から卒業生へ、印鑑及び印鑑ケースを贈呈しました。

 最後に、同窓会(相門会)入会式を行いました。同窓会役員で本校職員の大西康之先生(1回生)より、ご挨拶と歓迎の言葉をいただきました。

センター試験激励の言葉

校長 西 茂樹

 センター試験を控え、緊張と不安でしかたがないという人がいるかもしれません。人は緊張や不安といったネガティブな感情に襲われた時、呼吸が浅くなります。副交感神経の働きが低下し、平常心を失うだけでなく、血流が滞るなど身体にもよくない変化が現れます。そんな時は、呼吸法で改善できます。「吸う時間の2~3倍の長さで息を吐く」これを3回繰り返せば必ず落ち着きます。緊張した時、不安な時、是非やってみてください。
 ちなみに、バナナにはセロトニンという脳を活性化させ、集中力を高める物質を合成する栄養素が含まれています。バナナは有効です。ぜひバナナを食べてセンター試験に臨んでください。
 さて、皆さんは「マインド・セット」という言葉を聞いたことがありますか。この「マインド・セット」という言葉をよく聞くようになったのは、前回の世界ラグビーで日本が優勝候補の一つ、世界ランク3位の南アフリカに勝利したことに始まります。この勝利は、番狂わせはないと言われるラグビーにあって、「歴史的大事件」「奇跡の勝利」「史上最大の番狂わせ」などと言われました。
 その際、日本のヘッドコーチであったエディ・ジョーンズ氏は、勝因を「選手のマインド・セットを変えることができたからだ」と発言しました。「マインド・セット」はビジネス用語で、分かりやすく言うと、物事に対して取り組む姿勢、心構え、覚悟、信念などの意味を表します。
 彼がコーチに就任した当初に感じたことは、日本の選手がネガティブな考え方しかしないこと、戦う前から実力を低く見て負けを認めていることだったそうです。
 彼は「日本人には Can’t do(できない)意識があり、それをCan do(できる)意識に変えないといけない」と思ったそうです。そして一つ一つのプレーについて、「Can do」意識を植え付け、自信と確信を持たせ、勝利を勝ち取りました。
 さあ、明日からセンター試験です。これまで頑張ってきた自分に自信と確信を持って臨んでください。日本のラグビーチームが世界3位の南アフリカに勝ったように、皆さんならやればできる。「Can do」! 皆さんの健闘を心から祈っています。

2学期を終えて

校長 西 茂樹

 本校ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。早いもので2学期が、そして平成29年が終わろうとしています。今年は耐震工事、空調設置工事、太陽光工事等、本校にとって大きな工事の1年でした。一方、命に関わる大きな事故もなく、全校生は皆元気に登校してくれました。とても嬉しく思っています。
 3年生は推薦入試で国公立大学や難関私立大学に多数合格するなど、好結果を出してくれています。年明けのセンター試験、私大入試、国公立大2次試験と、引き続きその頑張りに期待しているところです。2年生は北海道へのスキー修学旅行が近づき、その準備で忙しくしています。修学旅行が終わるといよいよ受験生です。1年生はこの1年間で高校生として精神的にも肉体的にも随分たくましくなりました。新入生のよき模範となってくれるものと確信しています。
 さて、12月22日(金)に2学期終業式を行いました。その際、生徒達に話したことを記します。

 「皆さんおはようございます。先日、2017年の漢字が発表されましたが、どんな漢字か知っていますか。そう、『北』です。『九州北部豪雨』や『北朝鮮問題』など、今年の出来事を象徴する漢字が『北』であるとして『北』に決まったようです。皆さんは自分にとってのこの1年をどんな漢字で表しますか。
 ところで、皆さんは『1万時間の法則』を知っていますか。知っている人は手を挙げてください。この法則は、アメリカのジャーナリスト、グラッドウェルが提唱して一躍有名になりました。世界で一流と言われた人達が、一流と言われるまでに要した時間を統計的に調べていくと、その多くの人に共通する時間、それが1万時間だったのです。例えば、モーツァルトが6歳で作曲を始めてから数々の名曲を生み出すようになるまでに要した時間。ビートルズがバンドを結成してからスターになるまでに要した時間。ビル・ゲイツが初めてコンピュータに触れてから世界に認められるようになるまでに要した時間。これらすべて1万時間です。昨年、オートファジーの研究でノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典・東京工業大学栄誉教授は、少年時代の知的な興味が夢につながり、誰もやらないことをやろうという思いに駆られて酵母の液胞の研究を始め、ノーベル賞につながりました。本格的にこの研究を始めてから発見するまでに要した時間も、やはり1万時間だったそうです。どうやら、一流と言われるまでには1万時間の努力を要するようですが、見方を変えれば、1万時間の努力で一流になれるのです。それなら努力してみようと思いませんか。ちなみに、この法則の提唱者であるグラッドウェルによれば、1万時間努力して報われなかった人はいないそうです。嬉しいことに、1万時間努力すれば、誰でも一流になれるのです。
 さて、皆さんは、今、何に1万時間をかけていますか。あるいは、今後何に1万時間をかけますか。まだ見つかっていない人は、この冬休み、自分が1万時間をかけるモノを見つけてください。そして、すぐにでもそれを実践してください。ハリー・ポッターの翻訳者である松岡佑子さんは、『物事の成功の度合いは、かけた時間に比例する。何事も努力し、ぎりぎりまで人事を尽くした時に魔法がかかる』と言っています。松岡さんのこの言葉も、グラッドウェルと同じことを示唆したものだと思います。
 3年生の多くは、これから受験に挑みます。今は不安で一杯だと思いますが、松岡さんのこの言葉を信じて最後まで諦めずに努力を継続してください。1、2年生も、それぞれ2年後、1年後に向けて努力を惜しまないでください。
最後に、皆さんは『明日はヒノキになろう』、『あすなろ』という言葉を知っていると思います。明日から冬休みに入りますが、この言葉のごとく、明日の自分が今日の自分より成長した自分であり得るよう、充実した時間を過ごしてください。そして、生活のリズムを崩さないよう、しっかりと自分を律し、相高生としての自覚を持って過ごしてほしいと思います。」

 1月9日に全校生が元気に登校してくれること、平成30年が皆さんにとってすばらしい1年となることを祈念しています。
 皆様、どうぞよい年をお迎えください。

グローバル語り部 国際理解講演会

青年海外協力協会近畿支部 職員 笠野 実希(かさの みき)氏

2017年12月15日(金)
 青年海外協力隊としてアフリカのマラウィへ派遣された経験を中心に、JICAの活動、開発途上国の現状、現地の人々の実際の生活の様子などを詳しく教えていただいた。
 「貧困の輪」を断ち切るには、お金や物資の援助ではなく、自立するための技術援助が必要であること。私たちの身の回りには海外製のものが溢れている現状を考えると、海外との関係を大切にしなければならないこと。日本が支援した国から、日本で災害が起こったときに支援をしてもらったということから、国際協力やボランティアは一方通行ではないこと・・・など、普段気付かないことに気付かされました。
 最後に、「貧困=不幸ではない」という言葉が非常に印象に残りました。写真で見せていただいた現地の子ども達の底抜けに明るい笑顔・・・私たちと変わらない同じ人間、みんなしっかり生きている、ちゃんと生活している。
 ボランティアを通じて他人のために何かできるだけでなく、自分も成長できる。青年海外協力隊のことをもっと早く知っていたら人生が違っていたかも、と締めくくられ、生徒たちのこれからの生き方に一つの指針をいただいた。

第39回相高生フォーラム

校長 西  茂樹

  11月15日(水)、第39回相高生フォーラム(弁論大会)を開催しました。このフォーラムは本校開校当時から脈々と続く伝統行事で、「自ら考え、主体的に学ぶ意欲・態度を養う」「自らの考えや意見を述べ、表現力を育む」「自らの頭で考え、創造する力を培う」という本校の学校教育目標を具現化する学校行事の一つとして位置づけているものです。
 日本の児童生徒の傾向として、OECD(経済協力開発機構)におけるPISA調査(学習到達度に関する調査)をはじめとする各種の調査から、思考力・判断力・表現力のほか、知識・技能を活用する力に大きな課題があり、他国と比較して自分に対する自信の欠如が顕著であるという結果が出ています。相高生フォーラムは、自ら主体的に思考しそれを表現する機会であり、また人前で発表することにより自分に大きな自信をもたらします。その意味において、日本の高校生に係るこうした課題の解決につながる取組の一つであると強く認識しています。さらには、今日求められている「主体的・対話的で深い学び」、いわゆるアクティブ・ラーニングに資する行事でもあるともとらえています。
 ところで、スピーチの一番大きな目的は、自分の思いを正しく聴衆に伝えることです。そのために意識しなければならないことは、「Logos(ロゴス=論理)・Pathos(パトス=感情)・Ethos(エトス=信頼感)」であると言われます。ロゴスが必要なことは言うまでもありませんが、それだけで聴衆の共感は得られません。個人的な体験や心に訴えるエピソードを盛り込んでパトスを高める必要があります。体験に裏打ちされたエピソードは聴衆にエトスをも与えます。また、単に原稿を読み上げるのではなく、大事な部分や結論の部分は抑揚をつけて大きな声でゆっくり話すなどリズムを変化させ、聴衆を惹きつける工夫も大切です。加えて、手の動きを取り入れたり、聴衆と目を合わせたりすることも効果的です。
 39回目を迎えた今回の相高生フォーラムでは、「生き方」「在り方」をテーマに、学年予選を勝ち抜いた1・2年生6名の弁士がスピーチを行いました。そのどれもに自分の思いを聴衆の心に訴えかけるさまざまな工夫が見られ、その結果、強い印象と大きな感動を与えるすばらしいスピーチでした。

防災避難訓練

 「兵庫県南海トラフ地震津波一斉避難訓練」として対象地域に緊急速報メールが配信された11月1日(水)、本校においても、相生消防署の協力を得て、防災避難訓練を実施しました。訓練は、兵庫県南西部に地震が発生し、その直後にB棟2階の化学教室から出火したという想定で、避難及び消火活動を行いました。
 避難終了後、西校長から講評があり、避難する際の具体的なあり方などについて話されました。そして、消防署の方から講評・講話をいただき、生徒2名・教員1名が実際に消化器を使った消火活動を体験しました。消防署の方から消化器の使い方を教えていただき、すばやく消火することができました。
 生徒達にとって、今回の避難訓練は、改めて災害への備えや災害発生時における各自の判断や行動について考える機会となりました。