グローバル語り部 国際理解講演会

青年海外協力協会近畿支部 職員 笠野 実希(かさの みき)氏

2017年12月15日(金)
 青年海外協力隊としてアフリカのマラウィへ派遣された経験を中心に、JICAの活動、開発途上国の現状、現地の人々の実際の生活の様子などを詳しく教えていただいた。
 「貧困の輪」を断ち切るには、お金や物資の援助ではなく、自立するための技術援助が必要であること。私たちの身の回りには海外製のものが溢れている現状を考えると、海外との関係を大切にしなければならないこと。日本が支援した国から、日本で災害が起こったときに支援をしてもらったということから、国際協力やボランティアは一方通行ではないこと・・・など、普段気付かないことに気付かされました。
 最後に、「貧困=不幸ではない」という言葉が非常に印象に残りました。写真で見せていただいた現地の子ども達の底抜けに明るい笑顔・・・私たちと変わらない同じ人間、みんなしっかり生きている、ちゃんと生活している。
 ボランティアを通じて他人のために何かできるだけでなく、自分も成長できる。青年海外協力隊のことをもっと早く知っていたら人生が違っていたかも、と締めくくられ、生徒たちのこれからの生き方に一つの指針をいただいた。

平成29年度 相生市内税に関する中学生・高校生の作文表彰式

 平成29年12月13日(水)、相生市文化会館 扶桑電通なぎさホールにおいて、税に関する作文表彰式がありました。
 1年2組 大西 柚那さんが 租税教育推進協議会長賞を受賞しました。
 表彰式では、相生市長をはじめ、相生市教育長 税務署長 本校校長などの臨席のもと受賞者一人一人に表彰状が手渡されました。

ぶらり相生第14号「野口 雨情の作品」

 右の写真は、相生市立図書館前の中央公園にある野口雨情詩碑です。そこには、「相生の港はなつかし港 軒の下まで船がつく 雲の蔭から雨ふり月は 濱の小舟の中のぞく」とあります。この歌詞は、「播磨港ふし」の三節と最後の十五節です。書は雨情直筆で、非常に貴重なものです。
 野口雨情は、明治15(1882)年5月、茨城県多賀郡北中郷村磯原で生まれました。雨情は、東京専門学校(現早稲田大学)英文科に入学して、坪内逍遥に師事し、三木露風らと早稲田詩社を起し新民謡を志しました。
 明治40(1907)年、北海道に渡り、石川啄木とも遭遇しています。後、水戸に戻り、大正7(1918)年、「枯れすすき」を発表しました。民謡・童謡興隆に伴い、上京し、北原白秋・西条八十らと共に多くの作品を発表しました。素朴な郷土的田園的情趣の深い「船頭小唄」「波浮の港」などに見られる孤独な哀感が、「十五夜お月さん」「青い目のお人形」などにも共通する叙情性となり、広く愛唱されるようになりました。
 さて、なぜ、相生の地に雨情の作品があるかというと、相生商工会に「相生小唄」の作詞を依頼され、昭和11(1936)年4月、相生を訪れ、『播磨港ふし』を作詩したことによります。
 著名な野口雨情の作品が、相生の地に残っていることは、誇りに思えませんか。

高校生防災サミットに参加しました

 平成29年12月10日(日)、西播磨文化会館において高校生防災サミットが開催されました。本校からは1年生5名が参加しました。
 各高校の防災体験報告で1年生男子が、挨拶運動で普段から地域の住民とコミュニケーションを円滑に進めていること、兵庫県の天然記念物シバナの保護・保全のための作業の際、地域河川の実態を目の当たりにすることによって、河川の氾濫等の防災意識を感じたこと等の本校の取組を報告しました。他校のさまざまな取組を聞くことにより、大いに刺激となりました。
 昼食として、防災食や非常食を試食しました。ワークショップに参加して、他校の生徒と意見を交換する貴重な機会を得ました。

神戸大学で留学生と話そう

 12月7日(木)、神戸大学において留学生の方々との交流会を実施しました。この事業は兵庫県教育委員会の指定による高大接続推進事業の取組の一つとして行われ、今年で4回目の開催となります。
 本年度は、本校から12名の生徒が参加し、神戸大学からは5名の留学生の方々に参加して頂きました。留学生の方々の国籍は、インドネシア・フランス・韓国・中国とバラエティに富んでいました。
 まずグループに分かれての約2時間の交流会を行いました。母国の風習・食生活、日本の印象、日本と母国の違いなど様々なテーマで交流を深めました。外国の方々と直接話す機会は無いので、とても貴重な体験となりました。最初は留学生の方々が言っておられることが十分理解できず、また自分の言いたいことが伝えられずもどかしい思いもありましたが、留学生の方々は分かりやすい英語でコミュニケーションをとってくださいました。
 交流会の後は、神戸大学のキャンパスを見学しました。六甲の高台からの神戸港の素晴らしい景色を眺めながらキャンパスを散策。図書館では美しい壁画を見学することもできました。最後は学生食堂にて休憩し、ちょっぴり大学生気分を味わいました。天候にも恵まれ、短時間でしたが、非常に有意義な時間を過ごすことができました。お世話頂いた神戸大学の皆様、参加してくださった留学生の皆様、本当に有難うございました。

読書の意義

校長 西 茂樹

 毎日新聞社・社団法人全国学校図書館協議会の「学校読書調査」によると、小学校から高校までの児童生徒の約9割が「本を読むことは大切である」と認識しています。にもかかわらず、1か月間に1冊も本を読まなかった児童生徒の割合は、小学校、中学校、高校へと進むにつれて次第に高くなっています。また、文化庁の「国語に関する世論調査」においても同様の結果が出ており、大人になるとその傾向は顕著になります。このことは、年齢が進むにつれて「読書離れ」の傾向が強まることを示しています。その背景には、携帯電話やスマホの普及、インターネットの整備等により、私達がそれらを通していつも誰かとつながっていないと不安で仕方がないという病理現象が蔓延し、「個」の時間の多くをその操作に費やしているという現実があります。こうした現代社会を「つながりすぎ社会」であると評する人もいるほどです。
 こうした現状にあって、「本を読む」機会が失われ、その意義が次第に忘れられつつあることが残念でなりません。文化の在り方について論じた石井洋二郎氏の著書『マイカルチャー・ショック』に「誰もが獲得目標とすべき規範としてのハイカルチャーが消滅し、青年にとっての必読書を一冊挙げることさえ困難になった」という一節があります。かつて、夏目漱石や芥川龍之介の多くの作品や、志賀直哉、井伏鱒二、川端康成、井上靖などの著作が青年期の「必読書」とされていました。しかし現在、「個」の時間の過ごし方において、全体的で共通のものだった、ハイカルチャーの源となっていた、読書を通して得られる「教養」が蔑ろにされているように感じます。
 青年期とは、石井洋二郎氏が言うような、自己の内部での「マイカルチャー・ショック」を繰り返す時期だと思います。その際、強い影響力を持つのは、「自分よりもすぐれた他者」ではないでしょうか。自分にない考え方や自分よりも優れた考え方にふれたとき、今までの自己が強く反省され、自己の内部で地殻変動が起きるのです。本によって「自分よりもすぐれた他者」に出会い、自分いう人間が「更新」されていく――その営みこそ、読書の意義だと思います。
 また、「相手が自分に割いてくれた時間が、自分の価値を表す」と言う人もいます。たとえば、誰か尊敬する人を現実に訪ねたとしても、その人が持っているものを、あなたに何時間もかけて講義してくれるなどということは、不可能でしょう。だからこそ、読書は必要なのです。
 皆さん一人一人がこうした読書の意義を再認識し、読書を通して自分という人間が「更新」され、人間的にさらに大きく成長してくれることを切に期待しています。

PTCA全県研究大会

 12月2日(土)、三田市総合文化センターにおいて平成29年度兵庫県公立高等学校PTA連合会研究大会が開催されました。
 本校からは、校長とPTA会長をはじめPTA本部役員の方々が参加しました。
 午前に開会行事と記念講演があり、なにわのカリスマ添乗員として有名な日本旅行の平田進也氏が現在のようにユーモアを交えた流暢な語りで旅行者を魅了するその個性が発揮される転機となったある先生との出会い、もてなし魂等について講演され、会場は笑いが絶えませんでした。教員の存在の大きさと責任を改めて再認識しました。
 午後には県立小野高等学校・県立姫路商業高等学校・県立但馬農業高等学校のPTAによる実践発表があり、それぞれ学校・家庭・地域と連携して生徒達を育成し学校を活性化させる実践を発表されました。

PTA合同街頭下校指導

 11月24日(金)、15時30分から相生高校周辺11カ所で、本校職員と本校PTAによる合同街頭下校指導が実施されました。
 テスト前ということもあり、30分ほどで大半の生徒が下校し、立番しているPTA・教員の前を、皆元気よく挨拶して帰っていきました。

第25回高校生英語暗唱大会

 11月23日(木)に、兵庫県民会館にて高校1年生を対象とした、英語の暗唱大会が開催されました。今年の参加者数は59名で、相生高校からも1年2組の山口夏美さんが参加しました。暗唱課題は、ミシェル・オバマ婦人、ファーストレディとして最後のスピーチ「希望の力こそ私たちの支え」でした。厳粛な雰囲気の中、山口さんもとても緊張していたようですが、100名を超える聴衆を前にして、臆することなく堂々とスピーチを行いました。英語力に加えて、持ち前の明るさや、聞き手を引き付けるプレゼンテーション能力を遺憾なく発揮しました。ずっと指導に携わってくれたALTのビリン先生も、「本番のスピーチが今までで一番良かった、山口さんを誇らしく思うわ!」と絶賛でした。
 スピーチ終了後、山口さんも満足感を得たようです。また他校の生徒のスピーチを聞くことで、「もっと頑張らないと」という思いも芽生えたようで、今後の更なる英語学習のモチベーションにつながったようです。このような活動を通して、英語を使うことの楽しさや大切さに触れ、主体的に英語を学ぶ生徒が今後更に増えることを願っています。