学校紹介

校長挨拶

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挨拶
 兵庫県立明石城西高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 校長の舛賀(ますが)靖です。どうぞよろしくお願いいたします。

先日、10月31日(火)の全校集会で話したことを紹介します。

 みなさん、こんにちは。
 先週は、自転車の交通安全教室、人権講演会と行事が続きました。皆さんの様子を見ていて「ちゃんと聞いているなあ」とつくづく感心しました。今日の全校集会でその話をしようと思っていたら、人権講演会が終わった後、講師の春川先生から
「先生の学校の生徒は聞く態度はすばらしい、インタビューでの受け答えもよかった。 
さらに、メモを取りながら聞いていることも社会人となったときに必要なこと。」と感心され、
機会があったら褒めてあげてくださいということでした。そうしようと思っていたところですと私はいいました。
 私は、以前、皆さんに良い習慣を身につけることは一生の宝であるということを話しました。人の話を聞くときはメモをするように話したこともその一つです。
校長室で先生方と話すときは先生方は必ずと言っていいほどメモを持って来られます。 そういった習慣や常識が身についているんです。

 さて、先日の土曜日、農業高校の120周年式典に行ってきました。少し雨が降っていたんですが、受付で傘を預かってくれて番号札をもらいました。その後、控室まで案内してくれ、お茶を出してくれました。その間も、その後も出会う人、生徒も先生方もしっかりと挨拶をしてくださり、さらに、校舎内、ローカはもちろんのこと、トイレも掃除が行き届いていました。お客さんを迎えるに当たって、挨拶、対応、掃除と本当におもてなしの心で迎えてくれました。

 私たちも、今度の11月7日8日、来週の(火)(水)にオープンハイスクールがあります。 どんな風に後輩の中学生の皆さんや保護者の方、先生方を迎えますか。
お客さんを迎えるために、おもてなしの心で準備をしませんか。具体的にどんなことかというと、まず、掃除をしっかりする。皆さんのたくさんの目で気が付くところを掃いたり、拭いたりすること。生徒会の人たちが朝、挨拶を呼び掛けてくれていますが、しっかりあいさつすること。
 当日のことについては、生徒会を中心に色々と準備をしてくれていますが、皆さん方も協力して、後輩が来た時に城西って色んな所でいい学校だなあ、先輩たちってすごいなあって、思えるように迎えませんか。どうですか。

 次に、今日から「一日一善」今、話をした掃除や、挨拶、登下校での中で何か一つでいいので自分が良いと思ったことをしませんか。
10月初めにお年寄りの方からお礼の電話がありました。「明姫幹線のところで自転車が故障して困っていたら城西の生徒の皆さんが声をかけてくれ、故障した自転車を近くの自転車屋さんまで運んでくれました。助かりました本当にありがとうございました。」とお礼の電話をいただきました。
以前からそういった呼びかけをできないかと思っていたことがあるのですが、その電話をことを聞いて今度の全校集会で呼び掛けようと思ったんです。
一人が毎日、一つ何でもいいんです。小さなことをしていけば、生徒の皆さんが全校生で942名、先生方を合わせると約1,000人の人たちが一日一善。何かが変わりそうな気になりませんか。何か行動を起こす。それをまずは、一日一善やってみませんか。

 今日は、今年の春、卒業した先輩の言葉を紹介します。運動部の先輩です。

 ”志望校を決定したといっても簡単にはモチベーションは上がりませんでした。夏休みに受けた志望校別模試で数学0点を取ったときにはさすがにビビりました。部活で疲れ切った体を机に向かわせるのは正直しんどかったです。それでもあきらめることはしませんでした。志望校を下げればもっと楽だったでしょう。部活も早めに引退したら前期で合格したかもしれなかった。でも、やって後悔するよりも、やらなくて後悔する方が嫌でした。とりあえずはやれることは全部やろう。そういう気持ちで勉強しました。
                   略
  最も勉強をするのがつらかったのは前期入試が終わった頃です。
 前期から気持ちを切り替えて勉強するのはとてもしんどかったです。前期の合格発表が終わると、もう周りで勉強しているのは自分ひとりでした。それでも、あきらめずに最後まで走りきれたのは、今までやれることはすべてやったんだというプライドと周りの支えがあったからだと思います。ここまでしんどいことを全部やってきて最後にあきらめたくはありませんでした。合格したときはすごくうれしかったし、報われた気がしました。あきらめるのは簡単です。楽な道を選べば、しんどい思いをしなくてすむでしょう。そっちの方が楽しいかもしれません。でも、頑張って 頑張って 頑張り抜いた人にだけ見える景色があります。受験という試練を前に折れずに真っ直ぐに立ち向かう人間であってください。”
 こんな言葉は、進路の手引き 81ページから82ページに書かれていて皆さん方に残してくれています。

 いい言葉を残してくれたなあと感心しました。彼は運動部で11月まで部活をして、塾には行かず、先生方に指導していただきながら、計画的にこつこと受験勉強をして、第一志望の大学に合格しました。皆さん、これを聞いてどうしますか。 
 私は成績のいい人から偏差値の高い大学に行ってほしいと思っているわけではありません。それぞれ、行きたい進路に向かって精いっぱい努力してほしいのです。
うまくいく場合もそうでない場合もあるでしょう。
自分の人生を自分で決めて自進んでいく。 高校生活は3年間で終わりですが、人生は続く
のです。卒業の時に思ったところに決まらなくても、その先で自分のしたいことをかなえ
ていく。

 私が担任をしていた生徒が3年生の面談で東京芸大に行きたいと言ってきました。
「お前冗談はやめて、本当はどこなんや。」というと「東京芸大。」「何でそこに行きたいんや。」聞くと、「日本一の大学だから。」「本気か」と聞くと。「本気です。」というんです。彼は、生徒会長でサッカー部、美術で特に賞を取るようなこともありませんでした。東京芸大に言った人がどれぐらいの腕を持っておいるか知っていましたのでそういう言い方をしたんですが、それでも挑戦したいのなら私は「やってみろ。」といいました。
 もちろん、現役では合格しませんでした。
 一浪目の後半に弱音をはく電話があったんです。
今さら何を言ってるんだ。あの時、本気やいったやろ。と励ましました。
 二浪目、電話を掛けました。なんていったか、先生大丈夫です。そして、三浪して武蔵野美術大学に行くことに決まりました。その大学はそれまでにも合格したんですが、三浪して納得していくことにしたそうです。
 その後、10年程たっていたでしょうか。久しぶりに担任していた生徒の結婚式に行くと来ていました。今何をしているんやと聞くと、先生、これでも関東ではちょっと売れたガラス作家なんですよ。結婚して子供ももいますが、もう一度勉強しなおそうと思って、今年から筑波大学に行って勉強しなおしているということでした。
 「えらいなあ。奥さんが」といったんですが。
 こんな風に自分のやりたいことがあってそれに向かっている人は幸せです。自分が何をしたいのかわからないという人もいるでしょう。前任校で3年生の人と面談をした時に何か質問したいことがあるかとい聞いたところ、「自分にはなりたい仕事とかがなく、大学に行きたいとは思いますが、どうしたらいいですか」という内容でした。
 私は、「自分のなりたい仕事や夢がある人というのは幸せや。それが無いという人もたくさんいる。正直に話してくれてありがとう。でも、大学には行きたいと思っているなら、今、どこの大学を目指すのか決めてしっかり頑張って大学に行ってから自分探しをしたらいいんや。」というふうに答えました。

 心理学者の人がある実験をしました。幼稚園で4歳の子どもたちに「すぐにお菓子を1つもらうか、15分後に2つもらうか」を選ばせる実験です。まず、お菓子を1つ部屋に置いて子どもを部屋にひとりにし、15分待てるかどうかを調べました。食べたくなっても忍耐強く我慢して、15分後にきちんと2つゲットする子もいれば、ついつい誘惑に負けて1つ食べてしまう子もいました。
 その後、子どもたちの成長を追って調査したところ、我慢して2つもらった子の方が、1つの子たちよりも学校の成績も優秀で、社会的にも成功した子が多かったのです。お菓子の実験は、将来の大きな目標をちゃんと見据えて障害となる目先の誘惑に打ち勝つ力を調べてわけです。
 さて、皆さんはこの話を聞いてどう考え、動きますか。
期待しています。

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